KIRARA RC

2013-2014年度 会長 鈴木 正司

2013-2014年度会長 鈴木 正司

 「仕事、家庭 時々 ロータリー」


 私がロータリークラブに所属していて一番誇りに思うことは、「職業奉仕」という言葉に集約されます。自身の「職業を通じて社会に貢献できる」というロータリー独特の考え方です。つまり誠実に職業を遂行することにより、その職業の存在感、価値観を社会に提供し、その見返りとして適正な利潤を得て、そこから各種奉仕活動ができるということ。言い換えれば「ロータリアンは、世のため人のために奉仕する心をもって商道徳を尊重した自分の職業に専念することができる」と言えるのではないでしょうか。

 例えば職業奉仕を「職業サービス」と考えてみれば、仕事上の相手の対応が悪いということは、ロータリアンとしては職業奉仕が出来ていないと考えることができると思います。また自分の職業がより繁栄すれば、より大きな社会奉仕や国際奉仕、新世代奉仕が可能になると考えます。
 
 近年、各方面の経済活動の中で倫理観の欠如を思わせる不祥事があちらこちらで散見されます。ロータリアンとして受け止めればそれは職業奉仕理念の欠如であり、改めて倫理観、道徳観を再認識する必要があると思われます。

 従いまして今年度はメンバー其々の職業において最大限の努力をお願いしたい。そうすることにより必然的にそれは社会貢献に繋がることになり、その結果をいろんな形でクラブにフィードバックしていただけることを期待いたします。
 そしてこの職業奉仕を育む場こそが例会場であり、そこで行われる卓話であります。その例会に毎週出席するうちに、次第に自分自身の研鑽を図ることが出来、意識するしないに拘わらずいわゆるロータリースピリットが自分のものになっていくということ。これこそが例会出席の意味合いであろうと思います。
 そのことを意識しながらも、尚且つ今年度はキャッチフレーズにも謳いましたように、原則としてはロータリーと仕事がバッティングした場合は是非仕事を優先して職業奉仕を実践していただきたい。そのためにロータリーにはメーキャップという手法が存在するのです。
 これらのことは即ち「ロータリーを実践し みんなに豊かな人生を」というロン・バートンRI会長のテーマにも合致することだと確信いたします。
(委員会活動について)
 謙虚に、素直に、勇気を持って、会員全員がいずれかのパートで主役を演じ、その持てる行動力と創造性を発揮されることにより、充実感と連帯感を共有する組織になることを期待します。従いまして、委員長一人で突っ走らず、委員の方々を上手く巻き込みながら委員会として活動していってほしいと思っています。
 ロータリーの原点である出席・親睦・奉仕を実現させるには、常に地域との関連性、密着性を再確認しながら「何をするか」以上に「何のためにするか」を意識して活動してください。
 我々のクラブも創立して20年以上経ち、先輩たちが成し遂げてきた奉仕活動によりそれぞれの分野で周りから期待をされてきています。その期待に応えながらロータリアンであるということをより自覚するために、今まではどちらかといえば唱えるだけであった「四つのテスト」という行動基準を具体的に奉仕活動に取り入れ、各委員会活動の計画・実行・反省の各段階でこのフィルターを必ず透過させることをお願いしておきます。
 つまりロータリークラブの考える職業奉仕の意味するところは経営学なのであり、その中の一つの手法として「四つのテスト」が存在します。これは要するに 職業・経営学的な基準 として生まれたとされているわけですから、我々が利用しない手はないと思います。

(奉仕活動について)
 ロータリーの奉仕活動の方法として大きく分けて2種類あると思います。

 一つはクラブとしての事業活動や委員会活動における直接奉仕というもの。もう一つはロータリー財団や米山奨学という組織を通じての間接奉仕というもの。これらの根幹には当然個々の職業奉仕精神があるわけで、これら両方の活動をバランスよく行っていきたいと思います。
 ロータリークラブの原点は、その地域の職業分布の縮図をクラブ内に作ることを理想としたのではないかと想像します。
 ところがある時期から会員増強を錦の御旗にして「一業種一人」という原則も外し、女性会員にも門戸を開き、ひたすら会員を増やすことに突っ走っている現状がありますが、それにも拘わらず会員減少は止まっているとは思えません。果たしてこの手法が正解なのか考える必要があると思います。
 卒業のない終身制のロータリークラブにとって、そのまま放っておけば老齢化は必須です。新陳代謝としての新入会員はもちろんどんどん入っていただかねばなりませんが、近年の声高に言われている所謂「会員増強」には私個人としては少なからず違和感を覚えます。


 以上のことを意識しながら、我々大人のクラブとしてあまりシャカリキにならず肩に力も入れずに、自分自身もそうですし、クラブ全体としても取り立てて事業ばかりをやり過ぎないように、ゆったりと一年間着実丁寧にロータリー活動を行っていきましょう。

 改めて今年度は「仕事、家庭 時々 ロータリー」をキャッチフレーズとさせていただきます。

基 本 方 針

社会貢献  自己の職業(倫理の確立)を通して社会に貢献する
自己研鑽  毎週の例会その他奉仕活動を通して自己研鑽を図る
会員親睦  親睦を通してロータリークラブを愉しむ

 尚、2760地区の田中正規ガバナーはキャッチフレーズとして「磨いて 輝こう」
 また重点項目としては
   会員の意識向上
   クラブのパワーアップ
   地区の改革
   会員増強
 を掲げられていますが、これらにも背くものではないことを確信しております。


幹事:長谷収一 
幹事:長谷収一 
S.A.A:石川逸大
S.A.A:石川逸大

  幹事:長谷収一

 この度、鈴木正司会長より指名を受け、今年度の幹事を務めさせていただきます。
幹事職は役職の中でも一番多忙なポジションであり、私に務まるかどうか自信はありませんが、一所懸命努めますので、宜しくお願いします。

 会長が掲げられた今年度のキャッチフレーズは「仕事、家庭 時々 ロータリー」であります。このフレーズを会長方針文書で初めて拝読した時、まずこの文字が目に入り、「えっ、時々でいいの?」と感じてしまいました。もちろん、内容を読み進むうちにこの私の第一印象は会長の意図する真意とはちょっと違いました。ロータリーについて改めて考えさせられました。会員のみなさんにも「ロータリーって?」と、今一度思いを巡らせていただきたいと思っています。

 私が当クラブに入会したのは平成5年です。今年度は私にとって「ロータリー歴20周年」という記念すべき年度であります。そんな年度に幹事を拝命いただいたのも、何か感慨深いものが有ります。この20年間、西尾KIRARAロータリークラブにおいての活動なくして、今の自分は存在しないだろうと言っても過言ではありません。

 その恩返しのつもりで、会長はじめ各役員、委員長さん、そして会員のみなさんのサポート役に徹して、この1年間を務めさせていただきます、ご協力よろしくお願い申し上げます。


      S.A.A:石川逸大

今年は例年になく春が早く訪れました、いいですね、明るく元気になります。それもきっと厳しい寒い冬の後から訪れることで、明るさがひとしおと思われるのでは。
 経済も「安倍のミックス」で株価も1.5倍強になり景気にも明るさと元気が見えてきました。 

 我々、西尾KIRARAロータリーにも鈴木会長を迎えキャッチフレーズ「仕事、家庭時々ロータリー」をふまえ職業を通じでの奉仕(社会へのサービス)が社会と家庭そして仲間同士が明るい元気な一年につながって行くことを念願として、この職務を務めていきます。