KIRARA RC

2010-2011年度 会長 辻村義之 つじむらよしゆき

2010-2011年度会長 辻村義之 つじむらよしゆき

第1 テーマ

創立20年目です。KIRARAの意志を再確認し、新たな一歩を踏み出しましょう。
 故鳥山幸男氏は、西尾クラブの会員でしたが、同クラブにおける会員拡大の強い気運に支えられ、多数の賛同者を得て、この西尾KIRARAクラブの設立に尽力し、1991年7月、初代会長に就任しました。72歳の鳥山氏は初年度テーマに『チャレンジ、オリジナリティ、そしてバランス!』を掲げました。情熱に満ち、独創性を求め、しかも気配りを大切にしようとする意志が伝わって来ました。当クラブの歩む方向性を示すものでした。その後、歴代会長は、力強く充実した活動により、各事業年度を全うされました。会員諸兄は、KIRARAの名の下に、地域社会において誠実な足跡を残して来られました。
 10代会長辻村和美氏は、節目として、再び『チャレンジ、オリジナリティ、そしてバランス!』を掲げられました。
 私は、20代会長を仰せつかりました。やはり、節目として『チャレンジ、オリジナリティ、そしてバランス!』を掲げます。
 すべての会員がKIRARAを誇りとし、より良い地域社会のために、勇気と情熱をもって、未来につながる新たな一歩を踏み出すことを相互に確認し合いたいと思います。
先人の築いた遺産を食い潰してはいけません。私たちは、常に次世代の幸せ を願い、再生産活動が求められています。その使命の負託を誇りとし、喜んで困難を引き受けましょう。地球のリズムに感謝し、地球の命の循環を積極的に高めましょう。学び、汗し、心豊かな生活文化を築きましょう。そして次世代の笑顔の礎となりましょう!

第2 現状の課題

1 2008年のアメリカ大手金融機関の破綻は世界同時不況をもたらしました。グロ-バル資本主義としての需要と供給の既存構造は、大量の流れを形成していましたが、その一部が破壊され、需要の流れが停滞しました。貿易立国の日本は、個々の企業が、その供給に具体的に寄与し、構造的経済秩序を形成していました。しかし、その再編を余儀なくされ、国民生活に影響が及んでいます。
 また、ユーロ統一通貨圏における個々の国家事情が世界の経済秩序に大きな影響を与えています。
一人ひとりの生命が維持されるために経済活動があります。元気な生活のためにお金が流れ、停滞したお金が再分配される社会の仕組み造りに寄与しましょう。

2 地球資源と温暖化問題を共有する。
 地球は、その誕生以来、同じ質量を維持しながら、時間の経過の中で、太陽エネルギーの供給を受け、23度の地軸の傾きと自転と公転のリズムを保ち、絶えず変化して来ました。
 今、地球は68億人が生活しています。そして、新しい世代が誕生しています。私たちは、有機物の変遷過程において、たまたま人間として存在したのであり、限られた無機物を調和をもって利用しなくてはなりません。化石燃料、希少金属など、決して強者の論理で食いつぶすことは許されません。その結果がもたらすCO²による地球温暖化問題を共有したいと思います。
 私たちは美しい地球を次世代に残す義務あります。

3 一人ひとりの尊厳
 平和な社会でなくてはなりません。
 人間として存在する限り、常に地域社会の一員であり、どこで生活していても、一個の尊厳ある主体です。生身の体であり、生命が脅かされてはいけません。飢餓から解放され、相互に認め合い、安らぎのある社会生活が求められています。
 さらに、地域社会における共通規範として、文化が形成されるならば、心豊か人生となり、楽しい社会となることでしょう。

4 元気な子どもたち
 虐待、いじめ、不登校などの問題があります。子どもが元気に明るく遊ぶ光景が一番です。そして、夢を抱く子どもたちに人間力を備えさせるのが大人の責務です。家庭において、地域社会の一員として、また学校との連携により、子どもを育む環境作りに取り組みましょう。

5 循環生活
 大量生産と大量消費の考え方は、便利さと物質的豊かさを享受することとなりましたが、貧困層の拡大をも惹起しています。限られた資源の有効利用の考え方を共有し、日常生活において、リサイクル意識を高め合いたいと思います。  

第3 ロータリーとして

 世界に125万人のロータリアンがいます。人道的奉仕と青少年育成等奉仕の心を持ち、職業倫理を心に留める実業人・専門職業人の集まりです。いずれかの地域社会の小さなクラブの一員です。地域社会において責任ある日常生活をしています。一人ひとりの小さな活動は、職業を通じて、ロータリークラブを通じて地域社会に世界に貢献しています。そのことを誇りとしています。
 今、KIRARAの20年の節目を迎える時期にあって、その歩みを振り返ることが大切であると思います。そこには先人の足跡があり、これを検証することによって、貴重な教訓が導かれることとなるでしょう。
私たち一人ひとりが、20歳のKIRARAの顔であり、責任を自覚し、誇りを持とうではありませんか。そして、元気に笑顔でKIRARAのさらなる飛翔をめざそうではありませんか。

第4 20周年記念事業

 KIRARAの会員は地域社会で生活し、経済活動をさせていただいています。20周年の節目を迎えるにあたり、KIRARAとして感謝の気持ちを込めて、地域社会に寄与したい。
 地球規模で取り組むべき課題は何か。地域社会の抱える固有の問題は何か。その解決のために、KIRARAが、もっともKIRARAらしく貢献できる事業を展開しましょう。

第5 内部活動

 会員相互の敬愛の念が基本です。
 創立20年を意識し、より充実したクラブ運営となるように各委員会活動を期待します。地域社会でご活躍の会員各位であり、KIRARAにおいても大いに輝いていただきたい。

 以上


岩瀬 一 幹事
岩瀬 一 幹事
鈴木 正司 SAA
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テーマロゴ
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