第1139回 「俳句の楽しみ方」

開催日時 2015年7月31日
開催場所 西尾信用金庫中央支店2階
合唱曲 それでこそロータリー
卓話者東海地区俳句協会事務局長 永井江美子氏
ビジターなし
お客様
司会進行柴川和義君

会長挨拶

 皆さんこんにちは。暑い日が続いています。老体にはきついのでくれぐれも体には気を付けて下さい。今日の卓話は、東海地区現代俳句協会事務局長の永井江美子先生です。よろしくお願いします。

 さて、上海株が乱高下し、日本の株にも影響が出ています。上海総合指数は1年前は2100ポイントでしたが、6月には5100ポイントまで上がり、その後3700ポイントまで急落しました。その後政府の市場介入で乱高下していますが、背景には中国経済の成熟化による成長の鈍化があると思います。

 習主席は、「新常態」という言葉を使ってこれからは7%程度の成長が普通となるとしていますが、本当にそうかは疑問です。中国のことは鈴木善和君が詳しいと思いますが、どうでしょうか。マスコミではほとんど取り上げられていませんが、ウクライナ問題によるロシアへの経済制裁が、相当効いてきているようです。ルーブルは半値になり、数日前、プーチン大統領は、公務員を11万人削減すると発表しました。

 そして、ロシアの貿易相手国の中で1番ロシアに輸出しているのが中国です。中国にも影響が出てくると思います。しかし、中国政府は、日本の郵便貯金にあたるお金を上海株の買い支えに投入したり、大口の売り手に対して強制調査を行うという脅しをしています。また、上場企業の半数を超える約1400社が、上海株の急落を受けて売買停止の措置を取りました。経営上重大な案件があると理由です。

 日本でも、情報を一般に知らしめるために売買停止をするケースはありますが、たいがい数時間、長くても半日くらいです。これが問題になるのは、流動性が市場から無くなるからです。資産の中でお金が一番力を持っているのは、流動性が一番高いからです。不動産や他の資産は、別のものに変えるときには買い手を探さなくてはなりません。また、リスクとコストがかかります。

 定期預金は普通預金より流動性が下がりますが、金利は上がります。リスクへの対価が金利や配当になります。また、どんな良い会社の株でも、たとえば加納さんの会社の株を買ったとしても、売る時に困ります。上場していないため流動性が少ないからです。皆さんが株を買うときには、この流動性を考えて買ってください。

 株の流動性は、出来高で分かります。ほとんど出来高のない株は、1000株売りに出しただけで、連日ストップ安になることさえあります。自分が買いたい株数の100倍以上出来高のある株を買うとよいと思います。

出席報告
会員総数 出席免除者 本日の出席会員数 MU数 本日の出席率(%) 修正出席率(%)
57 35 37   82.22 100

スマイル委員会報告

[磯貝総一郎会長]
永井江美子さま、今日はロータリーメンバーに俳句のてほどきよろしくお願いします。ここで1句
「覚えてもすぐに忘れる六十路(むそじ)かな」

[磯貝総一郎会長]
親睦活動委員会の皆さん、大相撲の写真有難うございます。

[三浦隆司幹事]
永井江美子先生、本日はよろしくお願いいたします。お陰様で新聞の俳句欄に目が行くようになりました。

[鈴木善和君]
久しぶりに夫婦で大相撲楽しみました。親睦委員会さん有難う。体育館からバスまでの帰り道、青山弦八君の道案内で道に迷い疲れました。

[堀田義之君]
今日は俳句同好会の俳句の会です。楽しい俳句をよろしく。
ここで1句「目覚しは妻のいびきと蝉しぐれ」

[加納 隆君]
永井先生、いつも俳句同好会では、大変お世話になっております。本日は例会卓話楽しみにしております。宜しくお願いします。

[犬塚万弘君]
ジュンちゃん写真有難う。あなたの写真は前回名古屋徳川園に家族会で行った時も立派な記念写真でした。大事にします。

[細川和好君]
永井先生、本日はよろしくお願いいたします。「俳句仲間が増えるといいな」と期待しています。

卓話

「俳句の楽しみ方」 (現代俳句協会事務長 永井江美子氏)


卓話者紹介:堀田君

卓話者:永井江美子氏

俳句優秀者の3人
 
 俳句は自分の中の感性、詩心が溜っていく物です。キララの方とは3年になりますが、皆さん非常にお上手になられましたので、継続は力なりという事だと思います。中日新聞に平和の俳句という物が毎日載っております。ここに載る俳句は季語も何も無くて良い、五・七・五も無くて良い。平和を願う俳句という事になっております。

 季語の代わりに平和という物が大きなウェイトを占めておりますが、私達は四季のある国に住んでおりますので、四季の中で人間がどの様に生きていくか、四季の中でどの様な物を見て、どの様に感じるかという事を詠いたいと思います。基本的には俳句には五・七・五の十七文字と季語を一つ入れて下さいという事で皆様方に用紙をお渡し致しました。

 俳句の面白い所で、同じかたつむりの句を二句御紹介します。飯田龍太さん、飯田蛇笏さんの息子さんの句です。「かたつむり甲斐も信濃も雨のなか」この句はかたつむりという小さな物を思い浮かべ、甲斐と信濃という山が連なる所の風景、山が雨に煙っている様子が見えてきて、小さな物を介して大きな景色を詠む事が出来ます。これがたった十七文字で表す事が出来ます。

 次に永田耕衣の句で少しエロスが入ります。「かたつむりつるめば肉の食ひ入るや」かたつむりを見ただけで自分の中に秘めたエロスが引き出されている句です。これは五・七・五だからこそこの様な世界を詠んでもいやらしくなく、混沌とした欲望をかたつむりが代弁している様子が見えてます。どんな言葉をどの様に持ってくるかという事によって俳句は全く変わってきます。

 お寄せ頂いた句の中から三句選ばせて頂きました。

今回一番良いと思ったのは、鈴木正司さんの句で、

「寺の庭 何か言いたげ 半夏生」 

 この半夏生というのはカタシログサの事で、これを見て何か言いたげ、自分に語りかけているんではないかという様に感じた所、半夏生に対する見る目が優しいと感じました。なかなかこの様に感じる事は出来ないので、どこかでなさっているのかと感じました。とっても良かったです。

続きまして第二位、辻村義之さんの句で、

「梅雨空けて テニス仲間の 笑顔かな」

 三番目に磯貝総一郎さんの句で

「友ありて 炎天をゆく ロータリー」です。

おめでとうございます。

 みなさん初めて俳句を作られたのではないでしょうか。これを機にロータリークラブの俳句会に入られたら、ますますお上手になられるのではないでしょうか。また俳句が面白いのは、作者と読み手というのは俳句というのは別物であって、作者の手を離れたら読み手の自由だという所がありますのでどの様に詠んでも良い訳です。そこが面白い所だと思います。また、俳句では色んな事を詠う事が出来ます。自由に自分の思う通りに書いて下されば良いです。

 俳句は季語によって言葉によって印象が変わってきます。梅雨と言えば漢語ですが五月雨と言えば和語となります。同じ6月の長雨の事を言っていますが使う言葉によって印象が変わります。あけましておめでとうございますというのは葉書にも書きますが相手にも言います。謹賀新年は葉書に書きますが相手には言いません。それは書き言葉、漢語であり、話し言葉とは違います。そういった物も俳句に取り入れてみられると良いかと思います。

 先程申しました、平和の俳句を選考しております金子兜太は現代俳句協会の名誉会長ですが、今日の俳句という金子兜太が50年以上前に書いた本で、丁度これで私達は俳句に入ったのですが、その表紙に、古池の「わび」より海の「感動」へという事を書いております。

 芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」の素晴らしい句がありますが、いつまでも古池の感慨に浸っていたら発展は無い。海の感動をこれからの人は詠まなければ駄目なんだという、これは金子兜太がずっと言ってきた事です。

 現代に生きる私達は昔からの言葉を引き継ぎながら新しい物を展開していくという面白さ、俳句という小さな地形ですがそこで語り継ぎ言い伝え、次の世代へ繋いでいく事も出来ると思いますので、皆様方俳句という物に興味・関心をを持って頂きたいと思います。今日は御静聴頂きましてありがとうございました。

その他委員会報告

幹事報告:三浦隆司君 出席委員会、スマイル委員
鈴木善和君
16年RI国際大会案内
 三浦幹事
ロータリーの友表紙写真募集
 太高純治君
25周年実行事務局長
長谷収一君
炉辺会:野口君

詳細はホームページをご覧下さい。 [http://kirara-rc.jp/kaihou.php]