第1144回 通常例会 テーマ「地域の課題を電気自動車で解決します」

開催日時 2015年9月11日 金曜日
開催場所 西尾信用金庫中央支店2階
合唱曲 我等の生業
卓話者タウンEV(株)代表取締役社長 杉本祥郎 氏
お客様
司会進行野口要二 君

会長挨拶


 昨日、今日の大雨で、関東や東北は大変なことになっています。被災者の方にお悔やみを申し上げます。

今週も株は上がったり下がったりすごい値動きです。ばくち打ちにはたまらない相場です。そこで、先々週の続きで、アベノミクスについて話したいと思います。

 アベノミクスの目的は、デフレ脱却です。そのため、日銀が国債を買い上げることで、お金をジャブジャブにして、お金の価値を下げ、インフレにするということです。その結果、3月末時点で国債発行額1038兆円の約4分の1を日銀が買い取りました。では、どこが一番売ったのかというと、公的年金とゆうちょ銀行です。前にお話ししたポートフォリオの変更によるものです。もし、日銀が買い取っていなければ、国債は暴落し、金融機関は大変なことになっていたと思います。しかし、この出口はどうするのでしょう。

 私は、アベノミクスは曲がり角に来たと思っています。金融緩和は限界に近い状況ですし、財政による支出も、公共事業はいっぱいの状況で、人手不足の中、現在もこなし切れていません。後は、構造改革ができるかどうかにかかっていると思います。

 そして、インフレ政策ですが、インフレにより誰が得をし、誰が損をするかを考えると、本当の狙いがよくわかると思います。まず、得をするのは借金の多い人です。それは誰か・・・国です。では、損をするのは誰か・・・金融資産の多い人です。それは国民です。国民の金融資産は1700兆円です。インフレになれば、どちらも目減りすることになります。日銀の黒田総裁は、財務省出身ですので、この政策を進めるわけです。

 今日のスピーカの紹介を忘れていました。タウンEV(株)代表取締役の杉本祥郎様です。

出席報告
会員総数 出席免除者 本日の出席会員数 MU数 本日の出席率(%) 修正出席率(%)
57 35 44   86.27 100

スマイル委員会報告


{会長 磯貝総一郎}
 杉本様ようこそキララロータリークラブへ!未来の技術の話楽しみです。

{幹事 三浦隆司}
 杉本祥郎様本日のタウンEVモビリティのお話楽しみにお待ちしていました本日は宜しくお願いします。

{大山 勝男 君}
 まさか、まさかこんなに降るとは、まさか、ここまで来るとは、まさかこんな事が起こるとは、近頃の災害は、 まさか、考えも覚つかない事が起きます地球の温暖化は私達の責任でしょうか?被害された方々に心よりお悔や み申し上げます。

{里野泰則君}
 杉本社長本日の卓話よろしくお願いします、楽しみにしています。

{加納 隆君}
 タウンEV(株)社長杉本様キララRCの卓話に起こし頂き有難うございます本日電気自動車開発の話楽しみにし ています。

{榊原章君}
 国際奉仕委員長でありながら、欠席ばかりで申し訳ありません、スウェーデン、バルト3国の予定が飛行機のト ラブルでバルト3国のみ行ってきましたエストニアで天皇の料理を食べてきましたすごくおいしかったです中国 人もいなかったため良かったです。 

卓話

「地域の課題を電気自動車で解決します」 (タウンEV(株)代表取締役社長杉本祥郎氏)


卓話者紹介:里野君

卓話者:杉本祥郎氏
 私は1996年1月、45歳の時でしたがトヨタを辞めました。95年の年末にWindows95が出来て、情報の格差が大きい所と小さい所、大企業と中小企業、ベンチャー企業の間に入りビジネスのプロデュースをやってみようと思い独立させて頂きました。当時会長秘書をしており、直接直談判をし、この様なビジネスを立ち上げたいと伝えお許しを頂いたのですが、3年間は100%子会社のシンクタンクに籍を置いておけと言われ、多分上手くいかない可能性もあるので、上手くいかなかったら戻って来いという御配慮だったと思うのですが、そこでシナジックをスタートさせました。3年後には予定通りトヨタを退社させて頂きました。

 本店は名古屋市中区栄ですが伏見の交差点の近くにあります。事業内容はビジネスをプロデュースする事ですが、個人ですと日本の企業さんはなかなか契約して頂けないので直ぐに株式会社にしました。B to Bに特化しています。B to C (consumer) 消費者の方と直接はビジネスはしていません。法人のやり方というのは私も法人にいましたので気楽で良いなという事でやっています。

 具体的にはビジネスリエゾン事業、リエゾンというのはフランス語で2つの言葉間の前の言葉の最後が子音のn、次が母音のaで始まるとナと言いますがそれをリエゾンと言い、私が独立した当時それをビジネスに例えてリエゾンと言うのが流行りましたのでそれでビジネスリエゾン事業と言っています。大企業の連携という事で、ベンチャーや自分以外の会社の情報が欲しい部署に窓口登録をして頂いています。

 お金を頂くとなかなか決済が降りないという事が良く解っていましたので大企業側は無料、とにかく情報の受け手だけ決めて頂ければ良い事にしました。その人が人事異動したら次の人がして下さいという事はお願いしました。

 ポイントは定期的にお訪ねする事です。そうすると今何に困っているかという事を知る事が出来、それに対応出来る様なベンチャー企業をこちらで探せば良いという事で、これが回り出すと結構勝手に回っていく様になります。

 2つ目に異業種交流会を行っています。東京で新産業問題研究会を日経新聞と、21世紀マネジメント研究会をNHKと組んで行っています。名古屋へ3年前に帰って来たのですが、東海経済を盛り上げる会を名古屋で2ヶ月に1回行っていて、約40社の方に出て来て頂き夕方6時半からビールを飲みながらベンチャーの人や行政の人にプレゼンをしてもらったりしています。

 3つ目に人材関連事業として、私はトヨタの人事部に10年いましたので、大きな企業さんの人事の課題というのは大体分かっていますので、EBP研修として30歳位の方に2年間出向して頂き、私共がコンサルしているベンチャー企業の社長さんの所でカバン持ちをやってもらうという事をしています。この地域ですと中部電力さんから5名、トヨタさんから1名来て頂いております。

 次にトヨタ系の人材を中小企業・ベンチャー企業に斡旋という事もしております。そろそろトヨタを離れて頑張ってみたいという人をトヨタの人事部から依頼を受けてその様な所に就職の斡旋をしております。
 それ以外のコンサル事業として、TPSトヨタ生産方式、トヨタマネジメントシステム、ベンチャーさんにおいては資金調達のコンサルティング、販路開拓、事業承継等を承って、その延長上でM&Aのお手伝いもしております。

 そしてこのシナジックは今年創立20周年にあたります。10年後に東海夢ファンドを創りました。地場証券さんの雄である丸八証券さんと一緒にやらせて頂いております。私共が70%、丸八さんが15%、アタックスさんが15%です。東海夢ファンド第1号投資事業有限責任組合を会社の下にぶら下げ、ファンドにお金を出してくれる人達(有限責任組合)に35名、法人・個人も1名と数えます。その内の個人23名はほぼ私と同世代のトヨタの人達です。法人には丸八証券さん、西尾信金さんにもファンドの出資者になってもらっています。

 投資対象は、東海3県のベンチャー企業、東海3県の企業がお付き合い出来るベンチャーさん、東海4県の大学の技術シーズを使っているベンチャーさん等に投資をしております。

 タウンEVは2011年3月1日に設立をしました。市内を走る車に特化して、小型EVの開発・生産・販売。ガソリン車をEVに改造するという事を行っています。地域内を50km位走れれば十分だという様な小型EVの開発をしております。私共は工場を持っておりません。お客様と相談し、この様なデザイン・車にしましょうと決め、開発・設計をしていきます。部品はトヨタにお願いをし、我々のエンジニアは殆どトヨタの人間で技術力があるという事で外販許可を出して頂きました。

 今、全国には同じ様な事をやりたいという、電気自動車のベンチャーさんがいらっしゃいます。しかしなかなか良い物が買えないという事で、我々の方で開発した頭脳とモーターインバーター、電池、バッテリーマネジメントシステム等々、なかなか普通では買えない様な物を我々が調達して卸売りをするという事もしております。

 これは1人乗りの超小型モビリティで、原付バイク扱いでガソリン車でいうと50cc、時速は30キロ、物は30kgまでというルールがありますが、それでは配達にちょっと足りない、水物積んで配達するにはパワーが足りないという事もあり、国交省さんが新しい企画を作ろうとしている超小型モビリティの車を今開発しつつあります。

 これが二人乗りの乗用です。ニュータウンや団地で段々と高齢化してきてスーパー迄行けないという方向け、あるいはリゾート地で自転車レンタルの代わりにレンタルをする、敷地内の移動用という事で今、開発をしております。

 これは10人乗りの小さなバスです。レクサスやセンチュリー位の大きさです。あえて時速を20キロ以下にしています。そうする事で規正から外れ、衝突実験が要らない、エアーバッグ、シートベルトも要らないという形になります。またオープンエアーにしてあり、観光地のトロッコ列車の様に外の空気を感じて頂きながら、景色の良い所をゆっくりと走りましょうというコンセプトです。これは普通免許で運転出来、白ナンバーが付いていて、国内で7~8台走っています。これをニュータウンの様な所で、生鮮食品を積んで移動スーパーとして稼働させようと思っています。

 殆ど走ってないので、電池をそんなに積まなくても大丈夫ですし、ソーラー電池を貼れば停まっている間も充電するという事で、今色々な所からお話を頂いて具体化しようとしております。特定の所だけを走るなら自動走行も出来ますので、それもある大学と組んでやる予定です。

 ガソリン車をEVに改造しています。 これはダイハツのハイゼットです。これを3台改造し、テストコースで1,000kmの耐久試験をやり、その後町中を8,000km位走っていますがノントラブルです。しかし事業性がないという事で、造れるという事を見せただけです。 

 この軽トラックは来年からやろうと思っているのですが、農家の方が御自分の畑に通うのに、地方ではガソリンスタンドが無くなって来ているので電気自動車にして欲しいという要望があります。 
 三輪バイクは今実際にやっています。すかいらーくグループの配達用に車を提供している会社と組んで電動に改造しています。この前1台試作をして皆さんで試乗会をやって頂き、非常に良いという評価を頂きました。

 これはプリウスです。御存知の通り発電して車の中の電池に電気を貯めてモーターを動かし走っています。これを停電があった時に溜めている電池から100Vから1500Wまで電気を出せる様なシステムがあり、トヨタのディーラーで新車を買う時に注文して頂きますと、メーカーオプションという形でトヨタの工場で付けてくれますが、一旦買ってしまうとディーラーへ頼んでも付けてもらえません。

 しかし結構需要があるという事で、トヨタと話をし、トヨタが使っている純正の物を使わせて頂きうちの指定工場、トヨタのディーラーさんでうちと一緒にやりましょうという所に出荷し、そこで取付け工事をして頂いています。ガソリンが40・入りますが、普通の家庭で5日間位使える電気は出せます。

 これは事務所や家庭で置いて頂く室内用の蓄電システムです。これはパナソニックさんにお願いして、パナソニックの工場で作って頂きタウンEVのブランドで売る事を行っています。

 以上が我々が行っている事ですが、地域が高齢化に伴い、色々な問題が出て来ている中で、小さな地域の中であれば電気自動車で解決出来る問題が一杯あります。環境に優しい、地域に優しいという事で色々な大学や自治体からお声を掛けて頂いて、これから少しずつ具体化していこうという段階です。

各委員会報告

会長挨拶:磯貝会長 幹事報告:三浦幹事 出席報告:齊藤君
スマイル報告:犬塚君 杉田君(商工会議所会頭):
駅西広場の活用ついて
国際奉仕報告:榊原委員長
(フィリピンノ竣工式典の案内)
8Cコンぺ・ガバナー補佐杯コンペの案内:
榊原利夫ゴルフ部長
地区研修報告:中根会長エレクト 広報・雑誌・R情報委員会報告:大山君

詳細はホームページをご覧下さい。 [http://kirara-rc.jp/kaihou.php]