第1165回 通常例会 テーマ「経済の活性化について」

開催日時 2016年2月26日 金曜日
開催場所 西尾信用金庫中央支店2階
合唱曲 R-T-A-R-Y
卓話者西尾信用金庫 理事長 近藤 実氏
お客様
司会進行青山 弦ハ君

会長挨拶

 みなさん、こんにちは。今日のゲストは、この会場や事務局など、いつもお世話になっている西尾信用金庫理事長の近藤実様です。卓話よろしくお願いします。

 今週は一色中学校に出前授業に行ってきました。講師のみなさん、皆素晴らしく、さすがロータリアンだと思いました。ご苦労様でした。
また、先週、ライオンズクラブで話をしてきました。例会日が同じなので普通なら断れるのですが、運悪くIMのため例会変更があり、行くことになりました。フィリピンでの学校建設のことを聞きたいとの依頼でしたが、それだけでは話が持たないので、世界のロータリーの国際奉仕、日本のロータリーの国際奉仕、西尾KIRARAの国際奉仕ということで話をしました。

 その中で、ポリオプラスについて話をしたのですが、調べてみると初めて知ることばかりで、25年間何も知らずに来たことが恥ずかしくなりました。ライオンズさんに聞かれたとき、ロータリーのみなさんが知らないとまずいので、今日はポリオプラスについてお話します。

 まず、なぜ撲滅対象がポリオウイルスなのかです。実は、ポリオウイルスは人から人への伝染病で、動物や蚊などの昆虫が介在しません。そのため、撲滅することが可能なのだそうです。
次にポリオプラスのプラスの意味です。当初は、はしか、結核、ジフテリアなどの他の伝染病への予防接種にも広がるという意味でしたが、今では、ビタミンAなどの栄養剤により健康面から命を救うこと、ワクチンの運搬保存のためのコールドチェーンが整備されること、これは、ワクチンは2℃から8℃に保たないと効力がなくなるためです。

 今ではさまざまな医薬品の運搬に使われています。次に、研究・診療施設が整備されること、これは、発症した人の原因を特定するためで、世界に146か所整備されました。最後に、紛争地でワクチンを接種するための「休戦の日」がアフガニスタン、ソマリア、チャド、スーダンで実現したことです。

 次に、ロータリーのポリオ撲滅運動の歴史ですが、1979年にフィリピンを対象にロータリー独自で始まりました。これは、世界のポリオの45%がフィリピンで発症していたからです。5年間で600万人の子供たちに接種され1985年にはフィリピンからポリオが撲滅されました。

 その年、世界からポリオを撲滅するとして、RIのポリオプラスプログラムが設置されました。そして、1988年には、世界保健機構・ユニセフ・米国疾病センターと共同で「世界ポリオ撲滅推進計画」が発足しました。しかし、2008年には、リーマンショックでロータリー財団の資金が不足し、計画推進が危ぶまれましたが、ここで救いの手を差し伸べてくれたのがビルゲイツ財団です。ロータリーの寄付と同額をゲイツ財団が寄付してくれることになりました。

 2013年からはロータリーの寄付額の2倍をゲイツ財団が寄付しています。これは2018年でのポリオ撲滅の目標に向けて計画を加速させるためです。2015年現在、残りは3か国です・パキスタン・アフガニスタン・ナイジェリアです。このうちナイジェリアは、もう1年間発生していません。3年間患者が出なければ撲滅が宣言されます。

 最後にこれまでの成果です。ポリオの感染者数は99.9%減少しました。常在国数は125か国から3か国になりました。参加したボランティアの数は2000万人以上です。予防接種を受けた子供の数は約30億人です。予防接種のおかげで障害から救われた子供の数は500万人以上、命を救われた子供の数は150万人以上です。

 こんなすごいことを、25年間よく知りませんでした。ロータリーは本当に宣伝が下手だなと思います。

出席報告
会員総数 出席免除者 本日の出席会員数 MU数 本日の出席率(%) 修正出席率(%)
57 35 44   84.62 100

スマイル委員会報告

[磯貝総一郎会長]
近藤理事長お忙しいところご足労頂き有難うございます。
 また日頃より大変お世話になっております。
 重ねて御礼申し上げます。

[磯貝総一郎会長]
今週の火曜日に出前授業を一色中学で行いました。
 素晴らしい先生方でやっぱりロータリアンだと思いました。
 石川委員長、山本副委員長有難う。

[三浦隆司幹事]
近藤理事長本日はよろしくお願い申しあげます。地域の経済が元気になるお話楽しみにしています

[山本俊明君]
先日は母の葬儀にはお世話になり有難うございました。

[高須 勻君]
母親を無事送ることができました 有難うございました。
 ついでに 次女に長男=6人目の孫が誕生しました
 ひと安心です。

[大山勝男君]
近藤理事長様ご多忙の中きららへようこそお越し下さいました。昨今のマイナス金利とは、私たち庶民にとって
何がどうなって誰が損得するか?これからの景気はどうなるか。例の近藤ぶし流のお話し今日は楽しみにしています

[職業奉仕委員会 石川勝男君]
先日の出前授業の講師皆さんご苦労様でした・。どなたさまもkiraraの良さを発揮して頂けたと思います
 有難うございました。

[加納 隆君]
 西尾信用金庫理事長近藤実さま 本日は大変お忙しい中我々のクラブにお越し頂き有難うございます。
 卓話楽しみにしております。

[杉浦加代君]
2月は休みばかりで顔を忘れられそうなので少し痛いですが頑張ってきました。心配おかけしますが
 忘れないでください。

卓話

テーマ「経済の活性化について」 (西尾信用金庫 理事長 近藤実 氏)


講師紹介:加納P委員長

講師:近藤 実 氏
 
 本日どの様な話をしようかと思っておりましたら、大山さんが最近のマイナスはどうだということでしたのでその話をしたいと思います。

 マイナス金利は皆様方から1%以上の金利で1,000万借りて頂く事が西尾信用金庫にとって最大の利益に繋がりますので、くれぐれも私の方から金利を差し上げるという事は思ってもいませんのでお間違えの無い様にして頂きたいと思います。マイナス金利ですが今日の相場は株価が1万6千円に回復をしてきております。まだまだ回復は重いと思っておりますし、為替もアメリカでは夜中に111円をつけておりますが、今日の昼では112円につけております。10年国債は御承知の通りマイナス0.065%です。

 私共が皆様方からお金をお預かりして運用を10年間寝かせても金利は頂けない。ですから皆様方が1%以上で借りて頂く事が私共にとって一番の運用だと思う訳です。そう言っても私共も商売ですからこのマイナス0.065の中でも何とか利益を上げていかなければいけません。会員さんの中には証券会社さんもみえますので株の予想はそちらにお任せするとし、年末年始にかけて挨拶をする時に「申酉騒ぐ」ので非常に荒れるのではないでしょうかとお話をしておりましたら案の定荒れてしまい、運用担当から当たって丁度良かったではないですかと言われてしましました。しかしこればかりは当たってしまうと私も非常に困ってしまうというのが今のマイナス金利の現状です。皆様方にとってご入金頂く金利に1%差し上げるという事はありません。

 1年間1%という預金はとても提供出来ません。しかもこの状態が今迄ずっと続いています。この1%に満たない金利は当分覚悟しないといけないと思います。この覚悟は2年前、これでは運用できない、困ったという事を西尾信用金庫の運用の中で考えていました。今年位で申酉騒いで終ってくれる事を期待していたのですが、どうもまだ終りそうにない感じです。 

 事業をやってみえる方にとってこんな絶好のチャンスはないと思っています。預金をされている方にとっては残念ながら大変な事だと思います。金利が低いので事業をされている方にとってプラスですがGPIFといわれる年金は大赤字で12兆円マイナスと言われております。我々が運用で貯金をしても、色々な事をやろうとしても金利を積み上げる事は出来ないので必要な資金全額を用意しなければいけない。これは老後資金も同じです。皆様方は定年がなくずっと給料を頂いてみえると思いますが、今では2,000万円あっても利息でコーヒーを飲むのが精一杯です。これで本当に皆様方が幸せかどうか疑問に思う時があります。

 金利が低いので世の中の活性化に繋がるのか、1%以下が金利かどうかという事を私は非常に疑問に思います。そうはいっても28年度も程々の利益があげられる様に西尾信用金庫も頑張っていきますのでよろしくお願いしたいと思います。

 今日は皆様方に私が昨年から今年、やろうとしている行事をちょっとお話しさせて頂きます。
 昨年秋に愛知県の工業高校生達のロボットコンテストに参加しました。協賛をして商品や会場提供等をしました。掃除機のルンバと同じようなロボットにソフトを組んだりと、オリンピックの競技にもなっているITです。今年これに加えてものづくりを工業高校のみなさんに、ロボットコンテストと同じ日の11月6日に刈谷市産業振興センターの刈谷産業祭りでロボットコンテストの工業高校ものづくりコンテストをやろうと今計画をしております。地域の皆様方に工業高校のみんながこんな事を教えてくれとかこんな機械を貸してくれといった事がございましたら皆様方に御協力をお願いするかもしれませんのでお願いしたいと思います。

 もう1つ、既に皆様方新聞で御承知かと思いますが、私共一昨日名古屋工業大学と育成塾という事で提携をして参りました。ものづくりという中で、生産額に対するものづくりのシェアについてお話をしました。先日中日新聞に愛知県の平成25年の休廃業が1,500件あると載っていました。その内倒産は500件です。倍以上のみなさんが自分からやめています。私共は信用金庫ですので三河を中心としてお金を使って頂く為には、これを何とかしないとお客様が減って大変な事になります。なんとか廃業を少なくしていく事が重要となってきます。そんな中でこの名工大との提携は将来の物事の展望を開くような物の見方が出来るような人を育てる事が出来たら良いなと思って提携をしました。皆様方のお知り合い、従業員さん御子息どなたでも構いませんので、御興味のある方は参加して頂けると良いなと思います。
 どうして名工大かと申しますと、名工大に学士入学を認めてもらおうという魂胆がありまして、名工大の大学院に社会人入学できる道が開けないかという思いがあります。

 今、休廃業が非常に増えています。これは総務省が毎年やっている中小企業白書の2012年迄の統計ですので若干古いのですが、中小企業というくくりで見てみますと、2009年400万社以上ありました。その前にはもっとありました。2012年ですと380万社台になっています。それ位の勢いで事業所が減ってきています。大半が廃業です。全国では2004年から2006年の平均の廃業数は27万件です。開業は22万件です。2009年から20012年の開業数は6万件、廃業は26万件です。これでは増えるはずがありません。それでは開業率・廃業率の比率で見てみますと、製造業は2009年から20012年の平均の開業率が0.7%です。廃業率は5.7%となっています。小売業の開業率は2%台、サービス業でも2%を若干切ります。いかに製造業の開業が難しいかという事です。だったら廃業を出来るだけ無い様にしていかないと、特にこの愛知県のものづくりに関しては大変な事になってしまうのではないかと思っています。

 先日のNHKのラジオで廃業の方の話が出ていました。チョークを作っている会社です。従業員12名、利益にすると年間2,000万位の会社です。この方は73歳で一昨年廃業されました。子供さんが娘さんばっかりだったのでしかたないという事もありますが、従業員も跡継ぎは嫌だという事で廃業されました。また早く廃業した方が従業員に退職金が払ってやれるからという親心です。しかしこれは親心ではなかったんです。この12名の従業員さん、2年を経過した今2人しか再就職が出来ていません。中小企業ですから多分そんなに退職金はないでしょう。10人の方は次の就職すら出来ない状況です。社長さんはチョークの技術に関してはとても素晴らしい物を持っています。

 この技術を韓国の企業に売ってしまいました。韓国の企業は中国はまだチョークの世界です。中国のチョークの需要がもの凄くあるという事です。皆さん方が持っている会社の技術・強みは皆さん方が考えた以上の物があるかもしれないという事です。この社長さんは今、しまったという事を仰っているそうです。こんな事だったら韓国に技術を売らずに中国へ販売する道を考えて従業員に渡しても良かったんではないか。この様な廃業がだんだん増えてきています。

 なんとか企業を支えていくという事をみなさんお1人お1人が考えて頂きたいと思います。維持するという事は大変ですが企業は公器な物だと思っています。跡継ぎがいないから、自分も年を取ったからやめてしまおうという事では従業員さんが可哀想だと思います。

 皆様方のお手元に中小企業施策の概要についてという物をお配りしています。2月18日付けの日経新聞にも小さな世界企業を目指せ、中小企業存続の条件という事が載っております。私共も3年になりますが補助金の申請について色々なお手伝いを考えています。補助金のお手伝いをしてく中で皆様方がまだまだ自分の強みを理解されておらす、自分の強みを理解していくという事が私は補助金のお手伝いだと思っております。補助金の申請をするには非常に細かい資料が要ります。その資料を作る間に息子さんがこういう事をやられると自分の会社の良さが改めて解るかもしれません。息子さん達に気付きが出て参ります。是非こういう事を考えて頂きたいと思います。そして皆さん方に自分の企業の魅力を知り、開業を一生懸命にやってきた時の夢と子供に見させたい夢を作り上げて頂くともっともっと違う物になってくるかと思います。

 最近よく言われていますグローバル化、成熟化、人口減少、少子高齢化は避けて通れない問題です。グローバル化といって私共は海外進出する訳にはいきませんが、私共のお客様が海外進出をされる中で西尾信用金庫の理事長の描いている夢が達成できるかもしれません。何か工夫すれば色々な物が見えてくるのではないかという思いがあります。

 27年度は若干私が西尾市内でさぼったなと思う事は、26年度補正予算、27年度の中で私共がお手伝いしたという事ではなく報道で出されている取扱件数ですが、西尾市内で1千万のものづくり補助金を頂いた方は19社います。その前の年は36社あります。愛知県内では900件中の36件です。昨年は690件中19件です。
 
 また創業補助金という物もあります。27年度愛知県内で45件使われましたが西尾市内では1件だけです。先程中根次期会長が仰られた様に、補助金を上手に使わないと商売のネタになりませんのでそういうこともありなのかなと思います。その他に商工会議所さん経由となりますが小規模事業者持続化補助金、これは50万ですが非常に使いやすい制度となっております。私共も中小企業基盤整備機構に人を出しております。また中部経産局にも人を出しております。情報収集の為にも人を出しておりますので、皆様方のお解りにならない事があればそういう連中にいつでも話を繋げる事が出来ますのでなんなりと仰って頂けたらと思っています。
 たまたま名工大の連携の時にも出向させている前の上司が課長だったので随分連携が楽で公の応援を頂けました。是非御利用頂けたらと思います。

 お配りした資料の中で、ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金が既に始まっております。4月13日迄です。ここで製造業の皆様に御注意して頂きたいのは、今迄は年に2回ありましたが、今年は4月13日迄の1回限りの受付となっております。また中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業補助金がもうすぐ始まります。これはメーカーの方で申請をしてしまって直ぐに〆切になってしまいました。今年は若干違うやり方になっております。そんな変更点も資料に載っておりますので是非ご覧頂けたらと思います。

 急ぎ足で申しましたが、何かあったら仰って下さい。3月16・17日にものづくりの補助金の個別相談会をしたいと思っております。6~7人スタッフを揃えてやろうと思っています。御興味のある方は御参加頂きたいと思います。本日は御清聴ありがとうございました。

各委員会報告

会長挨拶:磯貝総一郎君 幹事報告:三浦隆司君 出席報告:齊藤喬甫君
スマイル報告:犬塚万弘君 R財団セミナー報告:中根会長エレクト 環境保全移動例会案内:岩瀬一君
炉端会案内:野口要二君 葬儀御礼:山本俊明君

詳細はホームページをご覧下さい。 [http://kirara-rc.jp/kaihou.php]