第1167回 通常例会 テーマ「危機管理についての必要性」

開催日時 2016年3月11日 金曜日
開催場所 西尾信用金庫中央支店2階
合唱曲 我等の生業
卓話者地区青少年奉仕危機管理委員長・Pガバナー黒田勝基君
お客様
司会進行野口要二君
出席報告
会員総数 出席免除者 本日の出席会員数 MU数 本日の出席率(%) 修正出席率(%)
57 35 38   82.61 100

スマイル委員会報告

[酒井 進副会長]
代理を務めます。情報不足です。うまくいかないと思いますが力まずやります。

[細川和好副幹事]
地区の危機管理の第1人者でいらっしゃる黒田様ようこそkiraraへ。中学生を小笠原諸島へ派遣するとても
良いタイミングで危機管理の卓話を拝聴できることは、願ってもないことです。よろしくお願いします。

[黒田勝基君]
危機管理の卓話させて頂きます。昨年度はお世話になりました。

[後藤利之直前会長]
黒田様前年度いろいろとご指導いただき有難うございました。OB会参加いたしますので楽しい会にしましょう。
今日は国際交流のために海外におり出席できず申し訳ありません。

[大須賀慶一君]
3月8日の暖かい日に吉良CCに友とゴルフに行きました。西の4番ホールでホールインワンしました。詳しくは
鈴木君よりお願します。

[大高敏睦君]
黒田勝基君お久ぶりです。私も女房も元気に過ごしてますので報告します。今日は卓話よろしくお願します。

[榊原 章君]
黒田さん今日は講演よろしくお願します。3月11日は東北大震災の日でタイミングが合っています。興味を
もって聞かせてもらいます。

[鈴木善和君]
黒田さん昨年はご苦労様でした。本日はよろしくお願します。今日はカーネーションをスマイルします。


卓話

地区青少年奉仕危機管理委員長・Pガバナー黒田勝基君                           (テーマ「危機管理についての必要性」)


 私は3.11に凄く思い入れがあります。同業者で親しい人が仙台にいますが、会社は空港の近くで津波が来ました。社員のみなさんは2階に逃げたのですが、その2階から見た光景は凄かったそうです。その光景を思い出して夜中にうなされるとう事を言ってみえました。その様な大きなショックがあったという事を思い出します。
 危機管理といいますと震災関係が多いと思いますが、会社関係においては安全管理、不祥事対策・対応も危機管理だと思います。幅が広いですが楽しんで聞いて頂きたいと思います。

 昨年ガバナー補佐を務めさせて頂き西三河9クラブの皆様には大変お世話になりました。危機管理には色々ありますが、青少年交換関連の危機管理、受け入れクラブの為の危機管理、ロータリー一般の危機管理という事で話をさせて頂きます。今日は備えあれば憂いなし。RI、ロータリーの青少年奉仕について。危機管理が求められた経緯と仕組み。RIの思惑。ロータリアンは特別か。というお話をさせて頂きたいと思います。
 
 これは5年前の東日本大震災の直後から地図を含めたデータが出ました。南海トラフが30年間で80%の発生確立にある事は御存知かと思います。5年前に3.11が起き、少し我々自身も風化していると思います。しかし日本は確実に自然災害があるので備えあれば憂いなしという事を考えなければならないと思います。会社にいる時25.7%、自宅にいる確立68.6%、寝ている時33.3%この数字は我々がたまたま自然災害や事故に遭遇する確立です。30年間で80%は南海トラフの発生確立です。

 明日おきるのか、30年後におきるのか微妙な所ですが、いずれにしても非常に高い確立で我々は自然災害に遭遇する予想が立てられています。地球規模で考えると数万年間で確実に大震災が発生します。これも数万年間の間ですので明日おきるのか、数万年後におきるのかという違いがありますが100%日本で発生するだろうと考えております。今申しました数字は気になるでしょうか、気にならないでしょうか。色々な危機は人や場所、時間、状況を選びません。我々ロータリーは例会を非常に特別視しておりますが特別な例会だから災害がおきない保障は全くありません。危機はどんな所でも、状況でも発生します。

 これは我々が受け取っている青少年交換の学生で、この子達は事故に遭遇していないのですが、2009年1月24日に我々が送り出した留学生がアメリカで銃撃事故に遭いました。土曜日の22時30分に銃撃事故が起きました。こんな時間に高校生達を外に遊びに行かせる事が大問題です。この22時30分に起こった事案がどの様に国際ロータリーに情報として伝わり病院・警察等に伝わっていったかという事を我々は注意深く見る必要があると思っております。アメリカでは30分以内にRIに情報が伝わりました。1日半で色々な報道機関に対する対応がされております。最終的にはこの非常に悲惨な事故がロータリーの仕組み、危機管理の仕組みとして確立していました。残念ながら亡くなられた子のご両親から追悼式や記念行事が執り行われた時にさすがロータリー、最善を尽くして頂いたと評価を受けた実績がございます。

 それでは我々はこれだけ素早い対応が出来るでしょうか。それを皆様に問いかけたいと思います。土曜日22時30分に事件が起き、23時にRIの事務局に連絡が行くかどうか。1日半後に押し寄せてくるマスコミに対応するだけの組織や準備が出来ているだろうか。私は現時点では殆ど無いと考えざるを得ないと思っております。
 国際ロータリーの大前提はこの様な死亡災害・事件・事故に関しては危機管理の仕組みを持っています。それに対し日本はどうかという事です。

 国際ロータリーの青少年奉仕は1905年、シカゴで4人の仲間がロータリークラブを創設した当時から、青少年に対する育成行事を中心に展開をしております。職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕と順に展開をされていきました。少なくとも1929年、ロータリアン同士の子供達の交換が始まっておりますし、来週土日に行われますRYRAセミナーの大元であるRYRAの仕組みも59年から出来ております。インターアクト、ローターアクト、青少年交換も早い段階から出来ております。

 みなさまにご理解頂きたいのですが、国際ロータリーの聖典があります。ここでは全て青少年奉仕に関しルール化されています。青少年奉仕関連の4つのプログラムに関しては世界共通のルールであり国際ロータリー聖典で規制されております。また青少年保護といった内容もあります。これは青少年交換学生の保護ではありません。キララ様は25周年で小笠原に学生達を連れて行かれるとお伺いしました。この学生達も正に青少年に該当します。是非青少年保護を思い出して頂きたいと思います。

 危機管理委員長として色々なクラブにお邪魔をしますが、まず最初に皆様方からの冷たい視線を感じます。ロータリーは奉仕の心で動いているプログラムで構成されていますが、なぜ危機管理をする必要があるのか、ロータリアンを信じてないのかという目で見られるケースがあります。この青少年保護、危機管理に関しては人的な側面ではなく不可抗力面で青少年を保護できない事案も少なからずあるという事です。

 ロータリーの活動に参加する全ての青少年の為に我々ロータリアンは最善を尽くす責任があるのです。この様に青少年保護条例がある訳ですが、それでも国際ロータリーは青少年交換プログラム、RYRA、インターアクト、ローターアクトに危機管理をかぶせよう、やがて奉仕プログラムの全てのプログラムに危機管理体制を求めてくると思います。青少年交換ではセクハラ、自然災害等が関係してきます。
 
 ロータリーが主催した何かのイベントで、プログラムに起因する事件・事故が起きた場合にはロータリーはある程度の責任を取らされるだろうと感じております。全地区・全クラブにRIは危機管理体制の整備を求めてくるだろうと考えております。

 危機管理の目的は学生を守る、どの様に報告させるか、報告に対し我々はどの様な行動を取るかという事が目的となります。またボランティア、ロータリーを含めて守るという事もあります。これは重大なトラブルが起きた時にロータリーは危機管理の仕組みがあり、それに準じて会員全てに啓蒙していますと言うのと全く何も手つかずで何もしていないと言うのでは訴え方のレベルが違ってきます。そういった事から危機管理を推進する指示が生まれました。

 この2760地区にも危機管理総則、危機管理規定があります。この中で危機とは「ロータリー、ロータリークラブ、ロータリアンにとって好ましくない事態の全てを危機管理の危機とする」と規定されています。この規定の元に2760地区は様々な奉仕活動等をやることをRIが承認しています。セクハラや自然災害、好ましくない疾病状態も危機とするという事でお考え頂きたいと思います。

 危機管理の仕組みには色々な方針があるか。申し立ての手順があるか。きちんと誓約書を作っているか。ボランティアや青少年奉仕に参加する方に対し私は青少年保護条例を守るといった署名を頂くというのが一つだと思います。危機管理委員会があるか。2760地区は2007年から危機管理委員会を持っております。賠償責任保険に入っているか。ロータリープログラムで起因する危機・訴訟に対し保険で賄おうという考えを持っております。

 RIの思惑ですが法人化という問題があります。ロータリークラブ、地区、クラブが行う奉仕プロジェクトに対して、法人化をしなさいと随分前からうたわれております。日本にはこの法人格を持ったロータリークラブ・地区はございません。台湾やアメリカの一部は法人化しなければならないという規定があり、色々なロータリークラブの法人化が進んでおります。法人化を前提として賠償責任保険がついて回りますので保険に加入する為の法人格というのが要件になってきます。日本ではこの法人化が遅れていますが、今後RIは必ず強化してくるだろうと思っております。またRIの思惑は研修・トレーニング、国際ルールでの奉仕活動を浸透する事です。2007年に2760地区で危機管理委員会が出来ましたが、まだ研修・トーレーニングは十分出来ていません。

 私は危機管理委員長を3年間務めさせて頂くという事で来年の服部ガバナーまで委員長を仰せつかっております。来年はこの危機管理の研修・トレーニングを全83クラブに周知徹底のお話をさせて頂く為の会合を開きたいと思っております。

 地区認定という問題があります。現在ロータリークラブはRIに認められて活動をしていますが、この地区認定は危機管理規定があるか、危機管理委員会があるか、保険に入っているかをチェックしてそれが全てクリアした段階で地区が色々な奉仕活動をする事を許可する認定制度があります。青少年交換が先行をしており、毎年認定を受けないと該当年度の青少年交換事業が出来ないとなっております。これが近々青少年奉仕、RYRA、インターアクト、ローターアクトにも展開されていくだろうと思います。また社会奉仕、国債奉仕までもこの認定制度が広がっていくと思われます。ロータリープログラムに参加する方、一般市民も含め、この方々をどうやって守っていくか。その時に我々はどういった準備をするか。そういったノウハウを広めていこうという事です。

 先程83クラブに危機管理のお話をしたいと申し上げましたが、想定問答集を考えており、西尾キララさんが社会奉仕の一貫として登録制ではなく一般住民を対象として食事を出す奉仕プログラムを展開をしたとします。その時に食事からアレルギーを起こした方が亡くなってしまったとしたら、我々キララロータリーさんは本来どの様に準備をしなければいけなかったのか、一般市民を参加要件とした場合に重篤な症例が発生した時にどういった連絡網を作っておくべきか、そういった物を想定問答集として作ってみなさんと議論をさせて頂きたいと思っております。危機管理は想定をして準備をして訓練をしてというのが基本となります。

 最後にロータリーは特別かという事ですが、ロータリアンは社会人であり企業人であり家庭人であります。皆様の会社にはリスクアセスメント、BCP企業存続プログラム、家庭なら防災対策、防災訓練等をやっていらっしゃると思います。また会社の従業員の皆様をどうやって守るかと考えていらっしゃると思いますし、マニュアルを作ったり訓練をしたりしていると思います。ロータリーだから自然災害、自然疾病から守られている訳ではありません。

 是非ロータリアンでもこういった物を考えて頂きたいと思います。ロータリーの組織でも会社や家庭と同じだという事です。クラブメンバーそれぞれが考えて頂き意識を持って頂く、仕組みと訓練、万が一発生した時の対応・費用等を想定しなければならないと思っています。是非危機意識を高めてロータリーの奉仕活動をより安全に確実に推進して頂きたいと思っております。



各委員会報告

幹事報告:細川副幹事 出席・S報告:鈴木善和君 お祝いスマイル:大須賀君
卓話者紹介:榊原章君 炉端会:野口君

詳細はホームページをご覧下さい。 [http://kirara-rc.jp/kaihou.php]