第1204回 通常例会 テーマ「2017投資環境」

開催日時 平成29年1月13日 金曜日
開催場所 西尾信用金庫中央支店2階
合唱曲 我等の生業・四つのテスト
卓話者(株)エース経済研究所 取締役 西尾宣博様
お客様
司会進行丸目藤二君

会長挨拶

 本日は会長不在との事で、大須賀副会長が会長挨拶を行った。
サンタクロースが乗っているソリをひっぱるトナカイは、雄なのか雌なのか・・・
会員の笑いを取りながらも、会長挨拶を締めくくった。

出席報告
会員総数 出席免除者 本日の出席会員数 MU数 本日の出席率(%) 修正出席率(%)
56 31 40   80.00  

スマイル委員会報告

【大須賀慶一副会長】
 本日はエース経済研究所の西尾宣博様には新年のお忙しい中、今年の日本経済は どうなるか?メンバーの皆が興味津々に聞かせていただきたいと思います。
 どうぞ、よろしくお願いします。

【細川和好幹事】
 西尾宣博様、ようこそおいで下さりました。景気は米国大統領次第でしょうか?
 【KIRARA俳句】 白亜館 力量測る 寒九かな・・・「白亜館」はホワイトハウス。「寒九」は寒の入りから九日目、今日だけの冬の季語です。

【筒井 満君】
 本日の卓話、西尾氏の話。夢とロマンを聞けると思います。よろしくお願い致します。

【二宮誠二君】
 遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

【高須 匀君】
 妻の誕生日にすてきな花をありがとうございました。又、一年ゆっくりくらせそうです。

卓話

2017投資環境


紹介者:筒井満君

卓話ー1

卓話ー2

卓話者 西尾氏
第1204回例会

●卓話
 皆様はじめまして。只今ご紹介頂きました、エース経済研究所の西尾と申します。以前もこちらに足を運ばさせて頂き、本日で2回目となります。

 ストラテジストという物が業界にありますが、先程ご紹介頂きました通り、大阪にありますエース証券と丸八証券の共同出資という形で成り立っておりますエース経済研究所の投資情報の資料を用い、皆様に情報の発信を中心に仕事をさせて頂いております。ストラテジストは私共の業界では、投資情報や個別銘柄の情報等をご説明させて頂くのに、この名前をつけております。戦略家ということになります。

 本日は期待も大きい2017年の株式相場という演題で資料を用意させて頂きました。こちらに基づき株式相場、日経平均を中心に後半部分は投資対象の話を進めていきたいと思います。2015年の年末を迎える時に、丸八証券西尾支店の方でセミナーをさせて頂きました。日経平均が上がる下がるという所で一つの商品があります。その時はその商品に証券業界は特化しておりまして、その時にも2015年は年末だから。2016年は堅調な相場で毎年年末年始というのは強気の見方をします。2015年の年末も私は強気の話をさせて頂きました。その話からしばらく経って、全く逆の方向に行った話をしたいと思います。

 この中でその時の話を聞いて頂いた方がいらっしゃるかもしれません。その時はご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。2016年は2015年の12月から日経平均は2番目の下げとなり、16年2月、日経平均は1万5千円を割り込みました。前年の15年6月には、おおよそ2万1千円位ですから、6千円位の急落となりました。1万5千円割れを持って一先ずついた日経平均は、6月のイギリスのEU離脱、それを売り込みような形で日経平均は再度1万5千円を割れました。2月の水準とほぼ同じ水準まで下がりました。

 現在、世の中ではポピュリズムということが言われております。大衆迎合主義という事で、世界経済は世界的に金融緩和を進めておりました。それがあまり効力を発揮出来ず、日本・ドイツではマイナス金利、金融緩和があまり功を奏しなかった。そこでこの6月のイギリスのEU離脱という結果は世界の経済を立て直すために何か変化が必要だということで国民がEUから離脱すれば良い事があるのじゃないかという考えが多数を占めたという形です。

 金融緩和では限界があるという事で、各国は財政出動をしようという気運が高まりました。そして花開いたのが昨年11月のアメリカの大統領選でトランプ氏が勝利しました。アメリカはオバマ大統領の元、経済の回復の為に、金融緩和を測っていたのですが、目覚ましい変化は見られませんでした。トランプ氏の大統領就任でアメリカの経済が変わるのではないか。そういう期待感がトランプ氏を勝利に導いたということです。

 昨年11月、まさかの結果が出ましたが、その翌日からアメリカ・日本の株もドル高円安これに乗じて日経平均も上昇して参りました。年末年始は私共、常にこういう話では強気です。年末年始は新年の変わる時ですから強気の話をしていきます。本日も強気の話をさせて頂くのですが、どうやら今年は15年の年末に話をさせて頂いたように見事に外れるのではなく、皆さんにも参考にして頂けるような強気の展開になるのではないかと考えております。

 1ページ目、日本の日経平均、大発会からの星取表です。これが年間の騰落に結びつく傾向があります。1月8日の大発会、この時の日経平均は479円程上がりました。戦後大発会が白丸で始まったのは過去44回、黒丸が23回です。これが年間の騰落に結びついた割合が70.4です。年初2日間の勝敗は1勝1敗位。年収一番上の表を見ていただきましても6割~7割。年間の騰落はプラスになろうかという所です。日経平均はまずまずのスタートであったかと思います。

 2ページ目はアメリカのニューヨーク株、ニューヨークダウです。こちらでも傾向があり、年初5日間の騰落が年間の騰落に結びつくという割合で、6割です。2017年の最初の5日間の法則では0.6%プラスでした。ニューヨークダウにおきましてもトランプ大統領からはニューヨークダウは堅調になるかと思います。1月効果というものがありますが、1月のニューヨークダウの騰落が年間の騰落に結びつくという確率です。これはさらに高く78%です。日経平均もニューヨークダウもまずはまあまあの滑り出しであるということを確認して頂きたいと思います。

 トランプ新大統領が会見を開きました。こちらではヘルスケアの問題に難癖をつけ、現地の薬品株が大きく売られた事が大きい特徴です。その他は選挙選から言われておりますように、インフラ投資、減税等の具体的な話はなかったという事で、やや肩透かしでした。今後のスケジュール、直近では1月20日、トランプ新大統領の就任式があります。就任式を基準として日経平均とニューヨークダウの前後の動きが示してあります。過去、クリントン、ブッシュ、オバマ大統領それぞれの日系平均の動き、ニューヨークダウの動きも示してあります。

 トランプ氏の就任式、これを0とすると選挙からニューヨークダウは上がっております。就任式の間際になって一旦調整が入ります。やや一服症状という形で傾向通りかと思います。次の転機はご祝儀相場が考えられるのではないかと思います。これは過去の4大統領の傾向を見ましても、大体その様な形なっております。大統領の就任式でトランプ氏が言選挙戦に言っておりましたインフラ投資、減税。この事から為替の方もドル高円安の方向へ再び強め、ニューヨーク株も上昇し日本株も上昇するのではないかとみております。

 ご祝儀の後は株式相場は若干調整するのではと考えられます。オバマ大統領の時にはリーマンショックがありました。ブッシュ大統領息子の時には2000年のITバブルがあり、これらは足を引っ張る要因が大きすぎましたので、それらを考慮し、ニューヨークダウは就任から緩やかですが右肩上がりになるのではないかという見方です。日経平均も同じような形で右肩上がり、今年の展望に関してはトランプ大統領の就任式から再びエンジンがかかるのではないかというのが目先的な見方です。これが当たるかどうかは来週の金曜日からの展開で明らかになりますので、ここでお話しさせて頂きました私の話、当たっているかどうかは後一週間すれば見えてくるかと思います。

 アメリカでは大統領が就任して100日間ではハネムーン期間と言われており、新しい大統領に対し政策等について言わないという禁止協定があります。マスコミもあまりトランプ大統領のことを悪く書かない。やや控えるという所がありますので、それらも寄与して株式相場は堅調になるかと思います。

 問題はその後、今年の展望にマイナス要因も色々あります。昨年6月、まさかのイギリスEU離脱の国民投票がありました。昨年12月イタリアでも同じ様な選挙がありました。今年1年を通じて欧州の政治リスクが株式相場に足かせになるであろうと思います。欧州の選挙のスケジュールを見てみますと、ハネムーン期間が終わった3月位から徐々に出てきます。3月半ばはオランダで党選挙、3月末までにイギリスのEUからの離脱の通告が出されます。4月にはフランス、日程は未定ですがイタリアの総選挙。欧州のから株式市場の上昇の妨げとなる要因が懸念されます。3月位迄は株式相場に関してはそんなに下向の相場は懸念する必要はないのではないかと思います。

 日経平均は年始に辺り、今年の展望は皆さんも新聞・ニュースでチェック頂いてるかと思いますが、現在日経平均1万9千円前半です。今年の高値は2万2千円~2万3千円という話が平均となっております。アベノミクス効果で2012年末位から日経平均が大きく上昇しました。これを連想させるような動きとなっております。裏を返せばこの時もそうですが、アベノミクスの効果により金融緩和・異次元の金融緩和と申しておりましたがこれによりドル高円安が進み、それと同じような背景になっておりますのでこれが一つイメージされるという形になります。弊社ではイマダスという名前をつけ、テクニカル分析でポストキャスティングスという指標を使っております。これをアベノミクス相場との比較で見てみますとまだ道半ば、十分な上昇値があるとなっております。

 安倍政権は長期政権となって参りました。過去の長期政権時の日経平均株価を示しております。中曽根政権の時に似たような形になっております。2020年東京オリンピックにかけ、日本経済はますます活性化するであろうし、それに応じて日経平均も上昇が顕著になるだろう。簡単なイメージ図でありますがこれらが対応されてくると思います。長期政権時5年目、共通して日経平均の上昇が顕著になっております。中曽根さん、小泉さん、佐藤内閣、吉田第2次内閣の時もしかり、今年は安倍政権5年目に当たりますので、長期政権という観点からも今年は期待できるかと示しております。

 日経平均の売買は日経ビバレッジ、ブル・ベアというのがありますが、日経平均が1上昇すれば2上昇する。中には4.3倍上昇するというのもあります。日経平均がどれ位迄上がるかという水準ですが、個別銘柄でPRとい指標を御存知かと思いますが、企業が利益を出し、株式会社ですので一株あたりに換算した利益、これに対して株価が何倍まで買われているかというのをPRと言いますが、日経平均225銘柄の集合体の平均の一株あたりの利益は1170円位です。これが昨年11月トランプ氏当選からドル高円安になりました。日本の経済構造状、ドル円安になると企業収益が潤います。それにより2017年度野村證券の予想では12%の増益が目安となっております。1170円に12%をかけると一株あたりの利益が今後反映されてくる水準は1316円位、ここ数年概ね中心レンジはPRが14倍~16倍位が基本ベースでした。これが12%の増益ですから、1300円位になる。これを掛け合わせると2万2千円~2万3千円の水準が利益面からはじけます。

 日経平均の長期の推移予測、1989年、3万8957円からリーマンショックを経て2008年10月には日経平均一時7000円を割りました。この間19年。TOPIXという指標は日経平均が安値を付けた時から若干ずれております。TOPIXベースでは22年高値から要しました。今後の展望では2020年の東京オリンピックを挟み、2030年位まで強気相場が続くんではないかという見立てであります。

 先程から2020年の東京オリンピックにかけてと申しておりますが、今年は酉年です。戦後酉年相場というのは十二支の相場格言にもありますように、申酉騒ぐです。申は一旦下の方を騒ぎましたが酉の方は上の方を騒ぐかなと思います。戌年、猪、ねずみと続きますが十二支の中では比較的パフォーマンスが良い干支が続く事になります。十二支の相場格言も2020年の東京オリンピックにかけては日経平均非常に展望の良い状態が続くのではないかというのが見方です。

 皆様の投資に役立つようにと、投資対象を重点を置いて話をさせて頂きます。どの様な所を焦点に投資すれば良いのかというヒントです。相場展望では先程言った様に非常に期待できると思います。トランプ候補の勝利において、アメリカでは銀行株を中心にオールドエコノミーという見直しが顕著に行われました。日本でもここ数年金融セクターは冴えなかったのですが、米国でそのような株の動きが起これば日本でも同じような動きを示す傾向があります。
 
 世界的な金融緩和がずっと続いておりました。日本、ドイツでもマイナス金利に突入するという、金融緩和の限界が言われておりました。財政出動ということが言われ世界的にデフレ経済が続いておったのですがこの6月のグレグジット、11月のトランプ氏の勝利から世界的にインフルへの期待が高まってきました。これをうつしての金融セクターの見直しがありました。それらの対象は金融セクター中心。低PBRがあります。企業は工場等の資産を持っていますが、これを一株当たりに換算して、例えば会社が解散するとどれくらいの値打ちがあるのかというひとつの目安になります。

 これが東証一部2000社程ありますが、このPBRは解散した場合の資産に対して株価はどうだろうか、解散した価格よりも下回っている銘柄は2000社のうち800社位あります。その中で特にグレートローテーション、今まで債券の方に資金が流れておりました。それがデフレからインフレの展開により株式の方に大転換するという事でグレートローテーションと言われております。それらは安定資産での運用ですから比較的確実ということでオールドエコノミーの修正の方向に向かうであろうというのが一つ目のエンジンです。

 もう一つ目のエンジンが第4次産業革命というものです。現在第4の産業革命と言われ、アメリカ的に言えば100年振りに生まれた経済革命です。世の中非常に便利になって参りました。スマートフォンから色々な命令が下されます。IOT、それらが進化して自動運転も時代の進化と共にクローズアップされております。それらをひっくるめて第4次産業革命と言われております。これらは株式相場が多少上下してもあまり大きな影響を受けません。王道ということですが、これがずっと突き進むのではなく若干低PBRの修正中が顕著に行われる事になります。

 この二つのエンジンが織りなしていくというのが中心的な考えです。ウエイトローテーション、今までは経済がデフレであったので株式のリスク資産から安定資産である債券の方へ資金が向かっておりました。これはトランプ氏の勝利で流れが変わり、債券に溜まっていた流れが株式に流れ出す。この様に考えるとある程度理解して頂けるのではないかと思います。2つの流れの対象ということでグレートローテーションという動き、債権から株式の動き。この資金は金融株の修正という事でみずほを挙げております。アベノミクス相場の時には企業の解散価値PBRが0.51から1.1倍まで修正がなされました。安値比較では2.4倍。

 みずほが今回PBRの一番低い所が昨年7月、イギリスのグレグジット辺りから世界経済がインフレに向ってきた事を示しております。これが目安となるのがPBRのの1倍水準、2014年1月にも1.1倍位迄修正が行われましたので、現在みずほの株価は220円位です。PBR1倍水準が330円位、1,1倍では360円位が中期的な目処になると思います。みずほだけに限らず東証一部ではPBRの1倍割れ水準の銘柄が800社程あります。この800社の中から更に厳選して配当利回等をかかんがみた形でその他の候補ということで入れております。また皆様時間のある時にこの中から1つの対象を選んで頂く際の参考にして頂きたいと思います。

 もう一つのエンジン、第4次産業革命、2000年位から始まっております。私共証券会社でも第4次産業革命の認識はありますが、投資信託においては第4次産業革命に焦点を当てているのはあまり出ておりません。あからさまにこの第4次産業革命を対象にしたAI、これを出している主だった証券で主だった所は数が少ないです。1つAIファンドで面白いのがアメリカの企業なのかが中心であります。世界的な技術革新、産業革命の第4次では日本株におきましても株価が大化けするような銘柄が出てくるのではないかと考えております。

 最後に新興国の割引債、現在4割位のディスカウントです。7~8年持って頂ければ現時通貨ベースで100になります。中・長期の投資ですがこういったところで貯蓄感覚で面白いのではないかと思います。早口で申し訳ありませんでした。本日はこの様な機会を頂きましてありがとうございました。今後の取引の参考にして頂ければ幸いと思います。どうもありがとうございました。

各委員会報告-1

会長挨拶:大須賀副会長

幹事報告:細川幹事

出席報告:青山委員

スマイル発表:堀田委員長

社会奉仕委員会:鈴木(正)委員長

炉端会案内:野口君

会長挨拶:大須賀副会長 幹事報告:細川幹事 出席報告:青山委員
3ヶ月ホームクラブ賞 スマイル発表:堀田委員長 結婚記念日
会員誕生日 社会奉仕委員会:
鈴木(正)委員長
炉端会案内:野口君

詳細はホームページをご覧下さい。 [http://kirara-rc.jp/kaihou.php]