第1214回 通常例会「日本とドイツの似たところ」

開催日時 平成29年3月24日 金曜日
開催場所 西尾信用金庫中央支店2階
合唱曲 それでこそロータリー
卓話者ドイツ人英語教師 モーラ・ヨルン氏  同行者:蜂須賀正男氏(ALT)
お客様
司会進行廣中 利臣 君

会長挨拶

 こんにちは、本日はドイツと日本でご活躍されているモーラヨルン様が卓話にお越し頂きました。我々日本に居住し日本で仕事をしていると他国人との対比など適格に出来ません。本日は日本とドイツ両国に造詣の深いモーラヨルン様ならでのお話が伺えると存じ楽しみにしています。どうかよろしくお願い申し上げます。

 さて、最近の国会関係ニュース報道は森友、森友で溢れています。相手の失点を見つけると、イキイキして生き甲斐と存在感を高揚させている人。ひたすら自分の意見を云わず、失言なき答弁に明け暮れしている人。今の永田町界隈は異容です。

 日本は世界の中の日本です。国の方針を決める人はマクロ的視野が不可欠と存じます。国内のコップの中の騒動は早く納め、これからの日本の進路を真摯に考えなければと思います。新しいアメリカ大統領は移民にナーバスになっています。英国がEU離脱を国民が決めたのも移民問題です。オランダも右派が伸びたのも移民問題です。フランスもドイツまでも移民に対する考えが変わって来ている様です。

 日本はと申しますと「単純労働は受け入れない」の方針を貫いているため、移民いわゆる国連統計に云う1年以上居住している外国人は230万人人口に占める割合1.8%程度のようです。移民の多い国は2015年統計で 米国4,660万人 ドイツ1,200万人 ロシア1,160万人  サウジアラビア1,000万人 イギリス850万人 です。人口に占める割合が多い国は アラブ首長国連邦88.4% カタール75.5% クエート73.6%

 さて、日本は2005年より既に人口減少が始まっています。現在の日本の状況維持すべきか、変えるべきか。今、その選択の時です。大いに議論し、発信をして行こうではありませんか。

出席報告
会員総数 出席免除者 本日の出席会員数 MU数 本日の出席率(%) 修正出席率(%)
57 31 40   81.63 100

スマイル委員会報告

【中根勝美会長】
 モーラ ヨルン様 本日はご多忙の中、私共クラブに卓話にお越し頂き、ありがとうございます。
 ロータリークラブも国際的組織です。我々も国際感覚の醸成を常に思っています。本日はどうかよろしくお願い致します。

【細川和好幹事】
 モーラ・ヨルン様、ようこそ西尾KIRARAへ。
 日独の似たところの卓話を楽しみにしています。

 (KIRARA俳句) 日独の 桜揺するや 星条旗 ・・・米国に翻弄されるところは日独似ています。揺するは強請るも掛けています。

【小林豊君】
 蜂須賀様、先日は大変お世話になりました。今日はよろしくお願いします。

卓話

日本とドイツの似たところ(ドイツ人英語教師 モーラ・ヨルン氏)


紹介者(同行者)蜂須賀正男氏(ALT)

卓話の様子

卓話者のモーラ・ヨルン氏
 皆さんこんにちは。国際奉仕委員長の太田です。国際奉仕としては第3弾目です。最初にソウル研修旅行,台湾研修旅行、最後にドイツへ行きました。ドイツ行った訳ではありません。今回はドイツのモーラ・ヨルンさんと僕が直接知り合いではありません。仲裁役の蜂須賀正男さんがみえてます。正男さんは今僕が保護司をやっておりまして、保護司のメンバーでたまたま同じ町内、吉良町の富好に住んでみえます。またモーラ・ヨルンさんも富好に住んでみえるという中で、今回ヨルンさんとの繋がりができました。ヨルンさんの紹介は蜂須賀正男さんにお願いします。よろしくお願いします。

 こんにちは。私は西尾市国際交流協会の運営委員長をやっています蜂須賀正男と言います。ここの場所へ来たのはこれで2回目になります。6年前になりますが、キララ賞を運営委員会が頂いた時に代表をしていたということでこちらに来ました。その当時、辻村和美会長さんがまだお元気な頃でした。今回は西尾市の中学校の英語教育に大変貢献してみえるALTのモーラ・ヨルンさんを紹介しに来ました。よろしくお願い致します。

 ヨルンさんは1970年ドイツに生まれ、現在吉良町の富好ではなく乙川に住んでいます。奥さんは日本人で、息子さんがお1人、小学校3年生にいます。ヨルンさんは高校生の頃、交換留学生としてアメリカに住んだ事もあるそうです。ドイツの大学でジャーナリズムを専攻し、レポーターをしオンラインサービスという会社を自分で設立しそこで働いていたそうです。1999年から2005年までドイツのミュンヘンやロンドンの マイクロソフトにも勤めていたそうです。そして2006年西尾市にやって来て小学校のALTを1年間して、現在は中学校のALTをしております。現在私の勤めている西尾市立東部中学校でも教えてもらい大変助けて頂いています。

 同時に西尾市国際交流協会で交流英語の講師もしています。一般公開のイングリッシュナイトで昨年の秋にはアメリカの大統領選挙の仕組みという題でお話を頂きました。先程会長さんからのご挨拶のあったようなお話も伺えるかもしれません。流暢な日本語でお話をして頂けると思います。ではヨルンさんお願いします。

 こんにちは。今、マラソンの前の様な気分です。頑張りましょう。

 大都会の道路を歩いてる所を想像して下さい。夜中の2時、人通りや交通量がなく、車が一台も走っていない。この様な状況で道路を渡る前に赤信号で止まる人がいるのは世界中で二つの国しかありません。その国とは日本とドイツです。多分北朝鮮も止まらないと思います。ドイツ人と日本人は規則を守ることを本当に大切だと思っているから、私もそうです。私はドイツ人ですから。日本には12年住んでいます。ヨルン・モーラと申します。本日はご招待頂きありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します。

 長年ロータリアンである方々は10年前に私が短いスピーチをしたことを思い出せるかもしれません。その時日本で驚いた事と失敗した事について話しました。私の日本語はその後もあまり上達していなくてすみません。これから2~30分、日本とドイツの驚くべき類似点と相違点について話をしたいと思います。お互いの事や自分の事について、何か学ぶ事が出来れば嬉しいです。

 多分聞いた事があると思いますが、日本人はしばしば、アジアのドイツ人と呼ばれています。これはもちろん一般化された事で、時々悪口として使われますがドイツ人がそれを呼ぶ時は褒め言葉です。今まで20人位のドイツの友達や家族が日本に来ましたが、みんな日本のファンになって帰りました。旅行から戻って来て彼等は何について話すでしょうか。富士山の素晴らしい景色、奈良の有名なお寺、それももちろんですが本当に感動されるのはホテルの部屋がいつも綺麗な事、電車が常に時間通り走る事、おもてなしのサービス、レストランでもピッタリ正確なおつり。これは本当にドイツのツーリストを感動させます。

 同様に沢山の日本人旅行者が中世のドイツの町のファンになります。ロマンチック街道のローテンブルクと言われます。特に古くもなく歴史的にも関連性はありませんが、全ての日本のツアーカタログのハイライトです。他のヨーロッパの観光名所に比べてそれはもっと綺麗で可愛いという所だからです。日本人が経営する日本人の為のお土産屋さんまであります。日本国外を旅行した方を思い浮かべるといいと思います。

 日本人とドイツ人は共通点があります。私達の国、国民は全ての事において実用を尊重します。そのためドイツと日本は最初から良い関係を築いていました。日本を訪れた最初のドイツ人は1600年代後半のオランダ東インド会社の医者です。その中で最も有名なのはエンゲルベルト・ケンペル(エンゲルベアト・ケンプファー)です。彼は日本を初めて体系的に記述した日本誌原著者です。ドイツの医学知識を日本に紹介した。一方143年前に岩倉使節団がドイツに到着しました。これは現在も変わらない世界に対する日本人の知の欲求を名実に表す出来事でした。

 更に重要なのは日本の最初のビールであるサッポロラガーが1876年にドイツとベルリンで訓練を受けた醸造家、中川清兵衛によって作られた事です。またドイツの方ではバームクーヘンを日本に紹介しました。彼は第一次世界大戦中に中国のイギリス人に捕われて北海道に持ち込まれました。日本の生活がすぐになった為、戦後横浜のユーハイムや神戸のフロインドリーブがベーカリーを作りました。逆に今日のドイツでは約35万人の日本人が住んでいます。ドイツには日本の提携する60の姉妹都市があります。実際世界最大の駐在員コミュニティは私の故郷からライン川の30キロ上流にあるデュセルドルフにあります。

 第二次世界対戦後多くの日本の国際企業がそこにヨーロッパ本社を設立しました。EUと日本は現在TPPよりも大きな貿易量を持つ自由貿易協定を締結しているためその数は将来増える可能性が高いでしょう。このようにドイツ人と日本人の物語は幸せです。

 しかしなぜこれは世界の反対側にある二つの国が親和性と類似性を持っているのでしょうか。法と秩序に対する私達の欲求の起源は何でしょうか。私はこれについて良い物を頂いていたので、本で調べてみました。日本の場合しばしば社会調和は稲作の伝統であるということはよく言われます。ドイツではかつて北欧のアジア人の争いが秩序と文明の起原であったと風潮されていました。しかしこれらの理論は科学的なものではないことが判明しています。日本とドイツの法と秩序への愛の起原は経済・地理または遺伝学の問題ではありません。戦争で中性から出現した事の関係だと思います。

 日本は戦国時代に最初に一つの国として統一されました。現在のドイツの16の州、特に主要部であったフランス等の王国は30年戦争の結果として形作られました。その戦争は国を荒廃する恐ろしい内戦でした。何十年もの間、社会の発展が阻まれました。しかしまた国家を統一して現代のドイツを確立しました。何年もの混乱の後、人々は秩序を切望したのです。それは日本系アメリカ人の人の日本時計アメリカ人のフランシス・フクヤマの2011年の政治の起源という本の知見です。タイトルは少しつまらなそうですが冗談なしに官僚主義について最も興味深い本です。今まで調べたドイツと日本の類似点についても最も優れた説明を提出しています。

 今日の先進国の中でドイツと日本は1600年以来、世界レベルの管理制度を持っています。しかしそれは議会や投票権が与えられる前に制定されました。これらの特徴、暴動に発展した法律、弱い民主主義の伝統は私達の最近の歴史を良い方法と悪い方法の両方形作ってきました。良い方法の一つはドイツと日本では法律が厳しいですが、もし誰かが吉良町のトンネルの道で70キロで走って捕まったら大変な罰金を払わなければなりません。その罰金は11万円ですと聞きました。でも確かに70出して走った事は事実です。警察官は賄賂を期待していません。日本人とドイツ人にとってそれは当たり前のことですが、世界の多くの国々はそうではありません。官僚も同じ事です。海外で仕事をしたことがあればビサや道路許可証など再入国許可のことで怒ったことがあるかもしれません。

 しかし法律が明確でないと何が起こりますか。例えばアメリカを見て下さい。犯罪や搾取の犠牲、死であり必要ではあるが反抗的であることが多い不法労働者、不正入国者、無保険者、無法者が後を絶ちません。それは困難と社会不安を作り出します。第三に優れた法律と責任ある官僚の直接的な結果は工業製品の質とサービスの出現です。偶然ではなく日本とドイツは自動車、機械、ソーラーやロボット技術などをハイテク製品で世界的に有名です。規則に従うから物事はうまく行って、道は安全で電車は時間通りに走っています。僕がリサーチして日本のハイテクをサーチをします。その長所は日本のとドイツの経済に役立ち、私達が社会的に自分自身にそうして世界中に誰であるかを定義する事になりました。

 私達の最近の歴史が示す様に、ドイツ人と日本人は結果に関わらず規則に従う傾向があります。私達の民主主義は若くて弱い方の為に、私達の効率的な官僚主義は悪のために欲しされた時にテイクしませんでした。 私たちの兵士達は他の国を攻撃する命令を疑いませんでした。私たちの列車は強制収容所で何百何万の死者が出ていたとしても時間通りに発車していました。私達は暗い過去や罪悪感、恥ずべき事を考え続けたくないです。ドイツ人として戦後に生まれている人間として、私は批判や判断をする立場にありません。しかし私は日本とドイツが第二次世界対戦からどのように出てきたのかを見ると両国の重要な違いが迂回的だと思います。

 同盟国としてドイツと日本はどちらも敗戦国となりました。ファシストドイツはホルストにおいて歴史的に比類のない罪悪感を負いました。アメリカと連合軍は1946年にニュルンベルク裁判でナチスの指導者を裁判にかけて処罰し、国際法の新しい基準を制定しました。それに対して東京軍事裁判は不徹底だったと思います。冷戦に直面したアメリカは必要と生産性を維持することを優先し司法の遂行や社会の改革にはあまり関心がありませんでした。日本もドイツの様に間もなく繁栄しましたが、過去の徹底的な意見等は延期してしまいました。1960年代、世界中の新世代が両親の世界観を再検討するようになりました。ドイツでは学生と抗議運動は社会や政治的な風潮を永遠に変えました。ドイツ人は社会民主主義政府SEDを選出しました。

 1973年ヴィリー・ブラント首相は平和条約に調印するためにプラハを訪れました。そこで彼はナチス政権の強行を償うために記念碑の前で跪いたのです。この仕草は過ちを描写する誠実な動力、罪の認識、かつての敵からの許しを求めるドイツの正直な動力の象徴的なイメージとなりました。その結果ドイツは過去の敵との関係が良くなりました。日本の若者がドイツの若者と同様に心から平和を願っていることは疑う余地はありません。50年代のドイツや70年代の日本経済奇跡は議会民主主義のメリットを象徴しており自由貿易が私達の心を開いてきました。

 しかしドイツ人のように多くの日本人は国家の誇りと曖昧な関係があります。一方で私達は社会的な成果を自慢します。特に日本人は寛容で思いやりがあり連帯を実践しています。アジアの隣人やドイツ人よりもはるかにそうです。しかし私が日本の生徒と話す時、日本が戦争に向かった事から何を学んだのか疑問に思う事があります。彼らは学ぶ事に熱心で真面目な生徒達です。しかし彼らはいつどこで厳しい質問や批判的思考やリーダーシップの実践を学ぶのでしょうか。

 日本の製品は賞賛されその文化は世界中から高く評価されています。しかし政治的には日本の声は強くありません。民主主義を強くする、演説する文化はどこにありますか。本心を話す勇気、世界中の誰とでも恐れずに話をする日本はどこにありますか。私はこの質問に対する答えがここにあることを願っています。この部屋です。あなた達の様な人々です。ロータリアンとしてあなた達は高い倫理観を招来し国際親善を推進しています。あなたはあなたはの事が正しいと思って立ち上がってそうすることで他人を支えることを目指します。それとも私達は立ち上がればなりません。辺境と民族主義の熱がどんどん上がっています。国家主義と宗教的緊張が再びアジアでの様にヨーロッパで拡大しています。

 トランプ大統領の下では世界の安泰を交渉するアメリカの役割は急速に縮小しています。間もなく日本とドイツは自由民主主義と国際協力の主になっているかもしれません。今後日本とドイツはより多くの責任を負わなければならなくなるでしょう。これは政治家だけでなく私達の様な人々を意味します。私達には世界に教える事があると信じています。今日の強味の大きな部分は過去から学んだ事にあります。他の国の人達が私達の祖先と同じ過ちをさせてはなりません。ですから我々の共通と教訓に許して日本人とドイツ人が家庭で世界で涵養の為に正義・平和の為に互いに協力し合い学び合い結束することを願います。どうもありがとうございました。

各委員会報告

会長挨拶:中根会長

幹事報告:細川幹事

出席報告:青山委員

スマイル発表:杉田委員
結婚記念日・会員誕生日・夫人誕生日

青少年奉仕委員会:大髙委員長

中根会長の挨拶 細川幹事の報告 青山委員による出席報告
杉田委員によるスマイル発表 結婚記念日♪ 会員誕生日☆
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大髙青少年奉仕委員長

詳細はホームページをご覧下さい。 [http://kirara-rc.jp/kaihou.php]