第1250回 通常例会「確定申告にむけて」

開催日時 平成30年2月2日金曜日
開催場所 西尾信用金庫中央支店2階
合唱曲 国歌・奉仕の理想
卓話者西尾税務署署長 杉浦史明氏
お客様
司会進行杉浦正昭君

会長挨拶

 今日は節分です。まだまだ寒い日が続いていますが、着実に梅の蕾は大きく育っています。31日の水曜日に第2回の中学生小笠原体験の旅のオリエンテーションを行いました。この席に2年前に小笠原に参加をしてくれた当時の中学生、現在は、高校生と成っています、男女それぞれ、1名づつが参加をしてくれました。夫々が10分程体験を披露してくれました。今回も9名の中学生を選抜させてもっらた訳ですが、まだ、いかにも子供といった感じの生徒ばかりです。

 高校生は違っていました。体も一回り大きいことは当然ですが、立ち居振る舞いが大きく違います。体験談もしっかりと準備がなされていて、恐らく、2人共に、優等生だと思います。遺産としての自然環境の素晴らしさ、体験が自分の成長に役立った事、西尾と深い関係にある歴史、こちらの狙いを100パーセント話してくれました。高須幹事が原稿を渡したのではと疑いたくなる内容でした。高須幹事は小笠原に行った経験がありませんので、原稿は描けないはずではあります。最後の極めつけは、KIRARAロータリークラブ会員への感謝のことばでした。お世辞とは解っていても嬉しくなり今日この様に話をしています。今年体験をする、中学生も2年後にどんな話しをしてくれるのか、機会があれば、話しを聞きたいことだと思います。

 今週はもう一つ、ロータリークラブの行事がありました。名倉君の歓迎会です。寒い日でしたが、多くの会員に出席を頂きました。我々のクラブに取っては、次世代のメンバーです。宴席の雰囲気も気のせいですか活気が感じられました。会話の内容も残念ながら病気自慢は聞こえてきませんでした。若い人には大いに経験を積んでもらって、時間と共に成長して頂き。成長しきられた人には何時までも現状を維持して頂き、若い人の目標となって頂く。そんなクラブはいいなぁと思っています。

出席報告
会員総数 出席免除者 本日の出席会員数 MU数 本日の出席率(%) 修正出席率(%)
54 29 40   83.34 100

スマイル委員会報告

【酒井進会長】
 寒い中ですが木々は春の準備を確実にしているようです。

【髙須光幹事】
 杉浦署長様、確定申告がスタートしたお忙しい中、我々キララロータリーの例会にお越しいただき誠にありがとうございます。卓話楽しみにしております。

【杉田愛次郎君】
 先日、杉田愛次郎に改めてました。今後も何卒宜敷ご交遊を下さい。

【名倉宗市朗君】
 先日は、お忙しい中、新入会員歓迎会を開いていただいてありがとうございました。これからより一層ロータリアンとして楽しんいきたいと思います。よろしくお願いします。

【太田五九郎君】
 64才の誕生日を迎えました。この歳になっても、バラの花束を頂けるなんて嬉しいものです。ロータリーの皆様に感謝です。ありがとうございました。

【後藤利之君】
 西尾税務署長様、本日の卓話よろしく御願いします。税務関係の裏話も聞けたら・・・。

【堀田義之君】
 お伊勢さんと渡会(ワタライ)ロータリーのメイキャップに行って来ました。
 

卓話

「確定申告にむけて」(西尾税務署署長 杉浦史明氏)


講師紹介をする太田君

講師の西尾税務署長ー杉浦史明氏

皆さん真剣です

確定申告にむけて
 皆様こんにちは。西尾税務署長をしております、杉浦でございます。日頃は税務行政に格別のご理解とご協力を賜っており、厚く御礼申し上げます。私はどちらかと言うと、皆様方にとっては嫌われる存在です。調査担当をしていた時期が非常に長かったです。私共は事務系等が分かれており、 私は相続税の調査が中心でした。相続税は税金としてはプライベートな税金なので、相手からは非常に嫌がられるのですが、私共としては面白いです。その人の生き様を垣間見させて頂く、それも裏側から見させて頂く。人生勉強としては良い経験をさせて頂いたと思います。今日は2月2日、私共の世界では2月、3月は重大な時期です。昔はお祭りだと言っていた時期もありました。署をあげて、この時期をどう乗り切るかと言ってやっていました。確定申告について皆様方に広報させて頂くのは、2月16日~3月15日ですが、還付の申告は1月4日から始まっているので、申告としては既に始まっています。こうやって広報すると、今のうちに行っておこうという人が最近多く、非常に混んでいます。逆に今、税務署にお越し頂くと、来る方は少ないのですが、私共で対応が出来ない者が多く、非常にお待たせする事が多いので、お願いしているのは、相談体制が取れる2月16日からをお願いをしております。もし、周りの方で、今税務署に行けば空いているかなというお話がありましたら、そんなことはない、2月16日の会場が設営されてから行った方が良いとアドバイスして頂けるとありがたいです。

 確定申告の風景もここ数年、十数年で非常に変わりました。私、この西尾署勤務が以前ありまして、昭和63年から平成3年4月迄勤務しておりました。その時の確定申告の状況と今ではまるで違います。30年前の話になりますが、確定申告の風景が非常に変わりました。当時は確定申告会場という言い方はせず、納税相談という言い方をしておりました。相談の方法も今とは違い、来て頂いたら1対1で、職員の目の前で去年は何があったの?という話をしながら申告を受け付けてた事が30年前の納税相談の風景でした。そういう意味では1人ひとりオーダーメイドの相談が出来たというのが当時でした。今は違います。基本的にはそこまで納税者の方と接触はしません。基本的にはご自分で計算するというのが原則です。その中で職員としては何人かの納税者の方のお話を聞きながらアドバイスしているのが現状です。

 なぜそういう風に変わってきたのか、昔の様な1対1の相談体制が取れないという数字的な話をさせて頂きます。所得税の申告件数の数字が載っていますが、平成元年と平成27年の数値の比較です。申告件数は平成元年、全国ベースですが、申告件数1,697万件。平成27年は2,151万件。1.3倍になります。それに対して、定員数があります。ピークが平成9年、5万7千人が全国の税務署の職員の数でした。それが現在平成28年、5万5千人で国家公務員の定員削減という事もあり、税務職員も例外ではなく定員が減ってきてます。その中で2.7%の定員が削減されております。私が30年程前に確定申告をやっていた当時は、1日多い時で30人の方の相談をさせて頂いていました。ある意味お祭りの様な感じで相談をさせて頂いていたのですが、一杯な面もありました。それが申告件数が1.3倍になり、定員も減ってくるとなりますと、そういう対応もできないという事になります。そこで申告相談のあり方も変わってきたというのが現状です。

 もう1点大きな問題が、私共1対1で相談をさせて頂く中で、私共のペースで話を進めてしまうものですから、納税者の方に税金の計算のあり方や、税金のかかり方についてなかなかゆっくりお話をする機会もなかったと面もあり、ついつい自分が聞いて、自分の中で申告書を作って、これで納めて下さいと話をさせて頂く状況もございまして、申告納税制度と言いながら納税者の方にご自身の申告について理解をして頂く部分が少なかった面があります。そういった部分も踏まえ、申告のあり方として、少しずつご自身で考えて頂く、ご自身で申告をする事を意識して頂く事で相談のあり方も変わってきたところです。今後、私共税務行政とても、方向としては、現状の申告件数の増加、定員削減の中で、取り組み方、あり方としても変わっていかなければいけない。今色々な取り組みをしているところです。

 その中で昨年国税庁が発表したものがございます。それが税務行政の将来像です。国税庁のホームページに載っているものを抜粋したものです。税務署も国税庁が考えている将来のあり方を広く示させて頂き、色々なご意見を頂こうと取り組んでいます。2017年度版で昨年公表させて頂いたものです。基本的には10年後の税務行政のあり方について、こういった方向性で考えていますという事を示しています。2027年をイメージしたものですが、2027年はリニア中央新幹線が運用される年です。その頃、こんな税務署のあり方を考えていますという国税庁の1つの提案です。そもそも国税庁がこの将来像を作った背景には、環境の変化の中で将来像を考えていこう。1つはICT、AIの進展です。情報通信技術や人工知能が非常に発達している中で国税としてもそういったものを活用していく必要があるのではないか。もう1つはマイナンバー制度が平成28年1月1日から導入され運用しております。その活用も当然あります。経済取引のグローバル化という事で、昔のように狭い地域内での経済取引では収まらない状況になっています。国際化やインターネットによる取引が活発になってきた中で、従来からの取引慣行で物事を整理することが出来ない状況で、調査・徴集も非常に困難を極めています。先程の定員の減少、申告者数の増加もあります。

 そういった現状をふまえ、10年後どういう様に組織として変わっていくべきかという話です。将来像は大きく2点に集約をされております。1つに納税者の利便性の向上があります。もう1つが課税徴収の効率化・高度化。インテリジェントと言う言い方をしております。納税者の利便性の向上では、3つの小さな柱が構えてあります。1つはカスタマイズ型の情報発信です。カスタマイズ方とは、言い方を変えると必要な情報を必要な方にという取り組みです。国税庁のホームページを見て頂いた事がある方はお分かりになると思いますが、国税庁のホームページはもの凄く情報が豊富で、下手な税務職員よりもはるかにもの凄い情報が詰まっております。只、情報は多くあれば良いのではなく、ご批判も頂くのですが、そこを見に行けば良いと分かるけれど、どうやって探すのかというご批判を頂きます。情報は多ければ良いのでは無い。その中で自分が必要な情報をどう引き出せるかが1番大きな問題だと思います。国税庁ホームページも、やたらと入っているが、どうやって見たら良いのか、どうやって探せば良いのかがご批判の対象となっております。

 自分にとって必要な情報がもらえる。受けれるというのが1つのカスタマイズ方の情報発信という事です。将来的に明示しているのがe-Taxまたはマイナンバーの制度の中で固有のボックスがあります。e-Taxはメッセージボックスがあります。マイナンバーであれば、マイナポータルというサイトがあります。そこは自分の固有のメッセージボックスになりますので、従来は国税という組織と個人との間のパイプはなかなかなかったのですが、e-Taxのメッセージボックスやマイナンバーのサイトであれば、個々に情報を提供出来ます。

 その他に税務相談の自動化があります。シンガポールでは施行しているようですが、AIを活用した所で、自分がポイントとなる言葉で自分の知りたい情報が返ってくる。こういった取り組みをシンガポールでやってるようです。日本もそれを導入して、今の複雑な階層まで入っていかないと検索出来ないようなシステムではなく、ポイントポイントを紹介することによって、自分の知りたい情報が得られる事に取り組んでいこうという事です。

 3つ目が申告・納付のデジタル化の推進です。皆様方ご承知かもしれませんが、e-Taxの取り組みです。e-Taxに取り組んでから非常に長いのですが、なかなか定着ができてないというのが現状です。e-Taxの推進は大きなところです。また国税庁のホームページの申告書作成コーナーの活用も大きな所です。これは国税庁のホームページに入って頂くと、必要な所を数字入力すると自動的に申告書が作成されるシステムです。これは非常に簡単で計算誤りがないものです。使い勝手が良いのですが、そこがまだまだご理解頂けない所もありますので、こういった所を推進していく事で、将来的にe-Taxに取り組んで頂け、広く周知をさせて頂き、納税者の利便性を向上する事に結びつけて、ご自身がわざわざ税務署会場までお越し頂かなくても、申告が取り組めるような体制をしていこうというのが1つの柱です。

 もう1つの柱は課税、徴集の効率化です。申告内容の自動チェックは申告して頂いた内容と税務署が持っている資料との正誤性です。申告漏れがあるかどうかは、私共は色々な資料を持つが、人の手による作業ですので非常に時間が掛かってしまいます。これを自動的にチェックができないか、早くチェックができれば早く納税者の方にお知らせする事が出来る。早く直して頂く事も可能になり、こういった申告内容の自動チェックが必要になってくるかと思います。誤りのオフサイト処理というのがございます。誤りがあると調査を手続きを踏んだ上で致します。軽微な誤りであれば自動的にお知らせする事で申告を直して頂く事に取り組んでいこうという事です。

 調査・徴集でのAI活用がございます。最終的に目指しているのは、私共、調査・徴集に携わってきた者からすると、これを本当に機械でやって良いのかという思いはございます。職人がやれるような経験はなかなか今やれず、取り込めないので、不足する部分は機会にお願いしようという事です。ここ数年の申告状況を考えると、調査の対象を機会が選ぶという事を狙っています。こういった取り組みをしながら、自動化する、事務の削減の中で、本当に私共が取り組んでいかなければいけない、重点的な所に人を配置しよう。効率的に重点的に取り組んでいこうという事です。

 重点課題への的確な取り組みは、国際的な租税回避に対する取り組み。富裕層に対する取り組み。富裕層の資産運用の所での課税強化というのも重点的な取り組みとして求められております。また、大口悪質な事案への対応もあります。中には申告してないという方に対する重点的な取り組みもここの中に入っております。こういった所に人を割いていく。その為に、自動化出来る所は自動化しようとい事です。日本経済全体としての話と似たような所がありますが、税務署もこういった形で組織を変えていく必要があるという事を、10年後の税務行政のあり方として、国税庁が昨年適応させて頂きました。

 色々なご意見があるかと思いますが、こんなことも国税庁が取り組んでいるという事をご紹介をさせて頂きました。税務行政をこれからもよろしくお願いをしまして、確定申告をお忘れなきよう、よろしくお願い致します。本日はどうもありがとうございまし

各種報告・案内等

会長挨拶:酒井会長

幹事報告:高須幹事

出席報告:大山副委員長

スマイル発表:西冨委員
会員誕生日・配偶者誕生日・結婚記念日

クラブ研修リーダー会議報告:
        辻村広報雑誌委員長
戦略委員会案内:鈴木正司君

襲名挨拶:杉田愛次郎君

会長挨拶 幹事報告 出席報告
スマイル発表 2月誕生日の皆さま クラブ研修リーダー会議報告
をする辻村広報雑誌委員長
戦略委員会の案内をする
鈴木正司クラブ奉仕委員長

詳細はホームページをご覧下さい。 [http://kirara-rc.jp/kaihou.php]