KIRARA RC

2020~2021年度 会長 岩瀬一

2020~2021年度 会長岩瀬一

「チャレンジ・オリジナリティ・そしてバランス」~未来へ繋ぐ~

1 テーマ
 創立時に(故鳥山幸男氏)、掲げられたテーマではありますが、10周年(故辻村和美氏)・20周年(辻村義之氏)と、同じく30周年に於いても『チャレンジ・オリジナリティ・そしてバランス』をテーマとします。なぜなら、節目となる10周年、そして20周年へと、このテーマを引き継がれた、その熱い思い、強い意志が伝わってきたからです。そして、2020・21年度国際ロータリー、ホルガー・クナーク会長が「ロータリーは機会の扉を開く」とテーマに掲げられました。創立時に私か入会に至ったきっかけは、先人か「機会の扉」を開いて下さったからです。その時の熱い思い、強い意志が今でも思い起こされます。
 テーマは「チャレンジ《果敢に》・オリジナリティ《らしく》・そしてバランス《気負うことなく》jと、私なりにこのような表現をさせていただきます。
 KIRARA RCの歩む方向性を常に的確に示す、いわば羅針盤であり、これから先に繋かっていく、大切にしたいメッセージでもあると思い、是非私球このテーマを引き継ぎたいと思います。
 時代は、私たちの想像を遥かに超えたスピードで大きく変わりました。時にはこの速いスピードの変化に戸惑い、方向性すら見失いそうになったこともあったのではないでしょうか。幸い、私たちKIRARA RCは、この変化に戸惑いながらも、それを受け止め、皆様のご理解とご協力のもとで、今日まで歩んでくることができました。
 しかし、時代の変化はますますスピードを増し、好むと好まざるとに関わらず柔軟に対応していかなければなりません。企業に於いては、先の先まで見据え、着実に将来に備えています。私たちロータリーとて例外ではないと思います。
 2019年、規定審議会に於いて職業分類による会員数の制限か廃止され、また例会頻度と出席に関する規定等々に柔軟性か与えられたことはその表れです。柔軟性と多様性を求められ、今後更に進化と価値観を問われていきます。
 創立30年の節目を迎えるKTRARA RCは正にその時であり、この機会を真摯に向き合う時と受け止めています。
 ゛誇りは持てども、騎りは捨てろ、゛固定観念にとらわれるな、少々乱暴だと思われるかもしれませんが、’意識の変革か必要、です。
~心の改革から全ては始まる~
 地域の真のニーズを見極め、より良い地域社会のために思いを共有し、英知と勇気と情熱を持って、果敢に・らしく・気負うことなく、未来へ繋げる「機会の扉」を開こうではありませんか。
 私たちのあらゆる活動が、どこかで、誰かのために「機会の扉」を開いていくことと確信しています。

2 現状の課題
 2-1 政治・経済
  アメリカ大統領トランプ氏の出現により、世界に大激震が走った。かつて経験のない外 交政治を強いられ、近隣諸国との枠組みさえ破壊されかねない状況に至っています。又、貿易立国である日本はもちろん、大きな影響を受け、今までに形成されていた、構造的経 済秩序の再編を余儀なくされています。不透明で出口の見えない大変深刻な事態であり予 断を許されない状況です。私たちの生活に直結する重大な問題です。そして、現在深刻化 している、新型コロナウイルス(COVID-19)感染問題もその限りではありません。問題 を正しく理解し、行動することか大事なことと思います。
 2-2 地球資源と温暖化問題
 地球資源と温暖化問題を、単に言葉としてでなく、また全く別々の問題ではなく、表裏一体として捉えなければならない問題です。F地球資源は無限ではない」と言うことは理解していると思いますか、それでは地球資源がどのくらい残されているのかご存じですか。あくまでも、石油資源としての2007年石油鉱業連盟によるものですか、2005年時点での石油埋蔵量は推定1兆1138億バレルと発表されたようです。(2007年発表、可採年数37年、枯渇年数70年弱)この推定データを見ると大変驚きを隠せない数字です。間近であり猶予を許されない問題として取り組んでいかなければならないと思います。そして、C02等(6つの温室効果ガス)の排出か温暖化になる問題の根源であるかのように言われています。また、想定外の要因による災害も温暖化によるものと捉えているようにしか思えません。その原因が全てであると科学的に解明できていない事で、不確実性が残っているのも事実であります。いずれにしても、「予防アプローチ」として地球規模で対策を進めることは非常に大切だと思います。

3 人口問題
 わずか十数年のうちに、地球上の人口は77億人から85億人に、さらに2050年までには100億人に達するようであります。この増加はごく少数の国によって生じている。しかし、一方では減少に転じている国もあります。同時に平均寿命が地球規模で延び、出生率が低下の一途をたどる中で、世界では高齢化も進みます。日本はまさしく人口か減少に転じる国であり、平均寿命が延び出生率の低下に伴い高齢化も進んでいます。現在日本は、生産年齢人口(25歳~64歳)の65歳以上人口に対する割合を示す、潜在扶養指数は世界で最も低く、この率が1.8とされています。今後さらに下回れば、高齢者向けの公的医療、年金及び社会保障制度を構築、維持しようとする中では、財政に計り知れない圧力がかかってくると思います。それも、近い将来であることを知っておかなくてはなりません。あくまでも私の主観ではありますか、『出生率を上げ人口を増やすのか、社会保障制度の抜本的改革をするのか』と、明確な方針で示す必然性に迫られているかと思います。

4 今のそして未来の子供たち
 子供たちは大切な宝です。その宝である子供たちに、社会現象と発展しかねない虐待・いじめ・不登校などの問題か後を絶ちません。単に本人・学校・家庭などの問題として捉えられているのではないでしょうか。自分とは異なる他者を受け入れられず、別種の思考などを取り入れる余地がなく、それぞれの自己主張が、その行為に走っているように思われます。多様性という言葉が、社会で叫ばれるようになったのはここ数年でありますが、ますます多様性を求められる社会になって行くと思います。今までは日本の単一の価値観でも、社会は成り立ってきましたか、異質なものを排除するのではなく、受容する必要かあります。日本式の価値観で受け入れるのではなく、新しい価値観を組み合わせて構築し直す必要かあり、本質的な多様性を理解し社会構造や教育等を抜本的に取り組んでいかなければならないと思います。子供は外で元気に遊び、何より笑顔か一番大切です。





国際ロータリー

2020~2021年度 RI会長  ホルガー・クナーク

2020~2021年度 RI会長ホルガー・クナーク

「ロータリーは機会の扉を開く」

今は楽観視するべき時ではないと思われるかもしれませんが、今こそ楽観視するべきなのです。ロータリー創立のずっと前から、人類は進歩と忍耐という能力を試すような重大な危機に見舞われてきました。ロータリーの時代になり、さらに数多くの悲劇に直面してきました。それを乗り越えて人類は今に至っています。そして、ロータリーは常に世界を癒すために尽力してきました。

どの危機も、再生と成長の機会なのです。新型コロナ危機が始まったばかりの頃、「ロータリーは機会の扉を開く」という会長テーマをサンディエゴで開催された国際協議会で発表しましたが、これは私が長年にわたって信条としてきた言葉です。

ロータリーは入会したクラブがすべてではなく、そのクラブを通じて機会の扉が開かれます。ほかの人たちや自分自身のために機会を生みだすために私たちは活動しています。小さなことでも、大きなことでも、ロータリーの奉仕行為は助けを必要としている人びとのために機会を生み出します。そして、ロータリーはあらゆる人びとのために、より豊かで、より有意義な人生を、世界中の友とともに中核的価値観に基づいて送るための機会の扉を開くのです。

政府や団体はロータリーの活動にとって大きな意味合いを持つ公衆衛生のパートナーシップへの理解を深めています。自粛生活の中で絆を求め、地域社会の助けになりたいと願う人びとは、ロータリーが創立以来掲げてきた理念を信奉するようになっています。

これは朗報ですが、これまで以上にロータリーが活躍する機会が増えているからといって、成功が約束されているわけではありません。世界は急速に変化しています。それは、今回の危機が始まる前からのことです。お昼の例会からオンラインの会合への移行が始まりつつありました。会合の大半がZoomやSkypeで行われるようになる前から、ソーシャルメディアで友情がつちかわれ、旧交が温められ、交流が行われるようになっていました。若い世代には奉仕への強い欲求があります。が、ロータリーのような団体で重要な役割を任せてもらえるのかどうか、違う種類のつながりを築く方がより大きな影響を及ぼせるのではないか、と私たちは問われています。今こそ、すべての選択肢を検討して、新しい方法を試し、ロータリーを未来に向けてそなえる時です。

コロナ禍で誰もが変化に適応せざるを得ませんでした。これはよいことです。ロータリーの新しい行動計画では、適応能力を鍛えるように呼びかけています。しかし、適応するだけでは充分ではありません。この新しい時代の問題に対処し、世界が切実に必要としているロータリーになるためには、私たちは変わらなくてはなりません。それも、劇的に。

それが、今年度だけでなく、今後のロータリーの課題です。理想を実現するための手立てを求めている若い世代の考えやエネルギー、やる気を心から歓迎し、新しい時代に合わせてロータリーを変えていけるかどうかは私たちにかかっています。これまでの活動をただそのままオンラインに移行するのではなく、デジタル時代に完全に適応した団体にならなくてはなりません。

世界はこれまで以上にロータリーを必要としています。今後何世代にもわたってロータリーが機会の扉を開いていくようにできるかどうかは私たち次第です。


2020~2021年度 幹事 榊原章
2020~2021年度 幹事 榊原章

 今年度、岩瀬会長よりご指名いただき幹事を務めることとなりました。
 ロータリーをまだよく理解していなくて申し訳ありませんが、この機会に色々と勉強させていただく所存です。
 さて、今年度は30周年にもあたり記念行事か多々あります。記念式典をはじめ講演会等が開催されます。今まで以上に西尾キララロータリークラブの地域における存在感を出す年度でもあります。会長方針の「チャレンジ・オリジナリティ・そしてバランス」は創立の精神であり10周年・20周年度にも使われた言葉とお聞きしました。伝統を引き継ぐ言葉であり、この言葉を心の中に入れて又、鵬ることなく幹事の職務を全うしたいと思います。
 幹事の仕事は会長方針のもとに各委員会の活動計画を補佐して。つつかなく出来るようにしていくこと、会員の皆さんが楽しめるよう各委員会の活動を応援していきます。合わせて各委員会の取りまとめを円滑にしていくことと考えていきます。
 又若い人の入会か増えてきました。今後もまだ増えていかなくてはなりません。新しい風が気持ちよく流れるように、そして改革を含め、西尾キララロータリークラブの伝統を守りぬく組織になるように会員の皆様のご協力を得なから努力をしていきたいと思います。