第17回西尾KIRARA賞 2009年-2010年 長谷収一社会奉仕委員長
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受賞理由:
「水曜おはなし会」のみなさんは、会創設以来30年という永きにわたり、西尾市立図書館
において子供たちを対象に「読み聞かせ会」を毎週開き、多くの子供たちに本の楽しさや夢を与える
ボランティア活動を続けてみえる。
創設当時は、鍵っ子の小学生を対象に開いていたが、近年は保育園に通う前くらいの幼児が対象、
若い母親たちの「子育て支援」の一面を担うようになり、多くの母親たちに感謝されている。
●キララ賞授賞式
◆にしおボランティアセンター長 大楠益男氏
本日は水曜おはなし会、杉浦千代子さんの表彰式にお招きを頂きましてありがとうございます。私からこの水曜おはなし会の経緯とボランティアにつきまして2点程お話をしたいと思います。水曜おはなし会は1980年7月に西尾市立図書館の児童館で発足を致しまして図書館を訪れる子ども達に絵本の面白さと喜びと感動を与えようと毎週水曜日に開催をしました。1988年4月に読み聞かせ勉強会としてひまわり朗読会を設立し、名古屋から先生をお迎えし絵本等の勉強を始めました。子どもの心の中にふるさとを持たせてやりたという、子どもにしてあげなければならない大切な事で身近に出来る事をという事で絵本の読み聞かせを始めました。今日で31年目になりますが語り続けられておりますのでボランティアとして続けております。子どもと絵本が大好きな仲間の集まりです。
ボランティアのルーツは皆様方の様なロータリーやライオンズの方々だと思います。このボランティアという名前が広まり始めたのは関東大震災以降だと言われております。近年では阪神淡路大震災以降世間に広まりました。ここ10年位がピークで徐々に下り坂になっております。それは日本が平和で行政が手を出し過ぎではないかと感じがします。我々としてはボランティアに協力して頂ける方、ボランティアを作って頂ける方を育成しようと西尾ボランティア市民活動センターに就任して以来、たくさん PRをして参りました。その結果少しずつですが増えてはきております。ボランティアを長く続けて頂きたいと思います。みなさんと我々ボランティア
センターが上手く共生し合って進めていきたいと思いますので、仲良く手を組んで邁進して参りたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。
◆水曜おはなし会 杉浦千代子
本日はお招きを頂きありがとうございました。先程は名誉ある素敵な賞を頂きましてありがとうございます。みなさんの会は20周年を迎えられるそうですが、私達の会は30年です。当時は子ども達が高度成長の最盛期でしたので共稼ぎが多く家が留守になる、そういう子ども達が図書館めがけて遊びに来ていました。当時は猿や沢山の遊具もあり蒼々たる森でした。木登りやセミ取り等外で夢中になって遊んでいました。そういう子ども達を見てせっかく図書館に来るから、今のおもちゃ館、当時の児童館ですが子どもの本が沢山あったので、ここで本を読んであげたらと私達の先輩が始めました。
私達も主婦ですから長続きする人もいましたが、入れ替わり立ち替わりしました。私は図書館から家が一番近かったという事で世話役になり今迄続けてこれました。皆様方の様な方達の温かいご支援があって続けてこれました。今日振り返ってみましたら私がこうして続けられるのも家族が理解してくれた事も大きな力になったと思います。息子が中学生の時ボランティアって一体なんだ?とくってかかってきた事がありました。その時とっさにボランティアとは思いやりなんだ、相手にそってあげる事なんだと答えた事があります。この水曜おはなし会も30年が経ちましてこの先どうなるかはわかりませんが、もうしばらく子ども達と遊ばせて頂きたいなと思いますのでよろしくお願い致します。本日はどうもありがとうございました。