2019~2020年度 杉浦義利社会奉仕委員長
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【杉浦義利社会奉仕委員長】今日は第27回の西尾KIRARA賞の贈呈式です。今年度は、パトラン西尾チームとカラクリBOOKSの2団体を会員より推薦していただき、会長、幹事と一緒にそれぞれの団体にお話を伺いに行き、素晴らしい活動をして見えるということで選ばさせていただきました。それぞれの推薦者から推薦理由を説明していただきます。
【推薦者 長野敏行君】知り合いがすごく楽しそうに活動しているのを見て、推薦させていただきました。パトランと言うのは「街を走ってパトロール」のことです。安心して暮らせる地域を作るために全国33の都道府県で展開していますが、愛知県では西尾チームしかありません。スタートして3年目で、現在60名の方が参加していて、月に2~3回西尾市内を、走りながらパトロールして犯罪が起きないように取り組んでいます。また、自身の健康のためにもなり、たくさんの仲間ができるというという、1石3鳥の活動です。
【推薦者 二宮誠二君】代表の筒井さんは、郷土の民話を子供たちに伝え残す活動として2011年に吉良町のカラクリBOOKS「名君吉良さん」を作り、地元の小学校を中心に郷土愛を育む活動を始められました。続けて「一色の大ちょうちん」「幡豆の証文岩」「西尾の天狗の葉うちわ」を地元の方の協力を得て開発され、小中学校などでiPadを使って実演授業を行っています。2019年現在では愛知県内で21作品を作られています。また、もう一つ顔がありまして、「にしがま線」の利用推進運動としてこれまでに6回鉄道イベント「鉄研」を開催して見えます。
【パトラン西尾チーム立岩義典氏】パトランとは、防犯パトロールランの略語です。パトランを始めたのは福岡県宗像市の立花祐平さんです。知人の女性が不審者の被害にあったことがきっかけでした。初めは友人たちとパトロールするという活動でしたが、しばらくすると一人だけになってしまいました。その時、パトロール中に健康のために走っている人たちがたくさんいたことに気が付き、走ることと防犯パトロールを合わせれば参加してもらえるのではと考え「パトラン」を始めたそうです。今では、38都道府県にまで広がり、西尾チームは中部での第1号です。東京オリンピックまでにすべての都道府県にチームを作ることを目指しています。防犯ボランティアはいろいろありますが、どこも高齢化が進んでいます。その中で20代から30代の参加者が8割以上を占めているのが「パトラン」です。地域の安全づくりと参加者の健康づくり、活動を通じた仲間づくりと1石3鳥の良い活動です。キララの皆さんや従業員の皆さんで参加したい人がいましたら声をかけてください。今日はありがとうございました。
【からくりBOOKS代表筒井潔氏】賞をいただいて大変光栄です。これもカラクリBOOKSの作成に携わったすべての人にいただいたものだと思います。私は代表を務めていますが、発起人の一人と言うだけで、作品作りは個人、団体、行政などの支えがあってできることです。活動のきっかけは旧西尾市と旧幡豆郡3町の合併が決まった時に、何とか吉良の事を残したいと思ったからです。第1作は「名君吉良さん」です。どういうものかを見ていただきたいと思います。
~作品をプロジェクターで紹介~
これを、学校でiPadを使って子供たちに見てもらっています。楽しみながら郷土の事を知ってもらえるのがうれしいです。これまでに21作品が完成しています。現在は、大府市と豊根村で作品作りをしています。また、東幡豆小学校では、毎年授業をさせていただいています。発足当時から、愛知県内のすべての市町村に1作品を目標にしてきました。地元を思う学生や郷土史家の方の協力で作品は作られています。一番うれしいのは完成したときに「ありがとう」と言ってもらえることです。これからも地域のために力になれればと思います。今日は、賞をいただきありがとうございました。