KIRARA RC

2016〜17年度 会長 中根勝美

2016〜17年度 会長中根勝美

 私共クラブは、25周年記念事業も終了し、新たな四半世紀を迎えました。
2016-17年度RI会長に就任されましたジョン・ジャーム氏はRI年度テーマを「人類に奉仕するロータリー」と発表されました。RI会長は、ロータリークラブ創業者ポールハリス氏の唱えられた「人生の最大の目的は人類に奉仕すること」に鑑み、本年度はその具現化出来る大きなチャンスの年度であるとし、テーマを発表されました。

 私共クラブの所属する第2760地区2016-17年度ガバナーに就任されました服部良男氏は、地区方針を発表されました。真のロータリアンになると同時に仲間を増すこと、そして地区重点課題として地区の輝きが持続するには、現在国際ロータリーが取り組んでいる戦略計画を当地区でも実行することが必要不可欠とし、マイロータリー登録と利用促進、クラブセントラルの活用そしてソーシャルメディアによる情報の外部発信の必要性を強調されています。

 私共クラブもRI会長並びにガバナー方針を斟酌し、方針を定め2016-17年度の行動を起こします。
企業人としての利潤追求とロータリーの掲げる奉仕の理想との調和に想いを馳せると、私は江戸時代の農政家、二宮尊徳翁の報徳思想の一節、「道徳を忘れた経済は罪悪であり、経済を忘れた道徳は寝言である」に至ります。

 私は、この調和を成しうる自己研鑚の場が例会であると考えます。
例会をロータリアンの仲間から、己の至れざる所を学び、そして互いに学び合う親睦の場とするため、会員卓話に重きを置く年度と致します。会員の“本音の卓話”を聞き、自己研鑚すると共に、会員相互の職業理解を更に深化し、利潤追求と奉仕の理想との調和を一緒に目指しましょう。

 「とっておき、ロータリー」とは、会員の皆様が自社や自分の思いや方針を卓話で披露していただく例会をしたいというお願いでもあります。

 今年度は、50年後の西尾KIRARAロータリークラブの礎づくりと捉えて、当たり前になっていることを新しい切り口で定義し直す出発のときとも言えます。昨今はいろいろな分野でパラダイムシフトが生じています。当クラブも、小さなパラダイムシフトに挑んでみたいと存じます。
当クラブは、クラブの事業として、地元祭礼の用具寄贈や行事への参加を毎年行っています。また地域で優れた活動をされているが、未だ周知されていない団体や個人の顕彰をさせて頂いています。これらは地域社会への奉仕の一形態で、これからも続けたく思います。

 今年度はこれらの取り組みに加え、地域社会に新たなムーブメントを生みだすことで、地域社会への奉仕としたいと考えています。多くの人々が楽しめ、若者はその演奏をお手本にできるようなレベルのジャズ・ライブを当クラブ主導で定期開催する体制作りに取り組みたいと目論んでいます。地元西尾市の内外には素晴らしいジャズ・ミュージシャンがみえます。近隣には最高峰のジャズ・コレクションもあります。私たちの地域はジャズインフラが調っています。にもかかわらず、西尾市内にはジャズ・ライブを開催する環境が十分とは言い難く、その機会を増やすことで、地域の文化活動に貢献していきたく存じます。
幸い、当クラブには、その分野に造詣の深い会員が多くみえます。

 ムーブメントを生みだすことは、止まっている大きな弾み車を回すことに喩えられます。回し始めは、多数の人達が力を合わせて回さなければなりません。動き出せば、少し人数が減っても回転を速めることができます。そして、所定の回転数に達すれば、その後の維持はできると思います。
この、回し始めを今年度に、当クラブ全員のお力をお貸しいただきたいと考えます。今年度、ライブが成功裡に開催できれば、次年度以降は同好会としてでも、運営できるはずです。

 会員増強は永遠の課題です。これまでの取り組みを継続して参ります。入会申し込みの最終段階は入会候補者と紹介者の人間関係に委ねられますが、当クラブの知名度やロイヤルティを高める広報活動を行うことが会員増強の援護射撃となります。
具体的には、より多くのメディアに当クラブの名前が出るように、プレスリリースを発信することです。
また2016-17年度RI会長は、ロータリー入会者についても柔軟性が必要と主張されています。

 さて、当クラブは、他クラブに先駆けてインターネットへの情報発信に取り組み、当地区(第2760地区)でも一定の評価をいただきました。今年度はガバナー方針にありますネット活用そしてソーシャルメディア活用による“本音の卓話に相応しい会報発信にも取り組んでいきます。
私共の会員は、資質知識及び体験もありますが特に奉仕の精神に裏打ちされた人々といえます。
そんな会員がとっておきの卓話を披露し合って、例会が楽しいひとときとなり、ロータリーライフを一層充実させようではありませんか。

 そのためには、皆様の多大なるご支援とご協力を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

             ~ 年度方針 ~
       (1) 例会は楽しみながら研鑽の場としよう
       (2) 会員相互の職業理解を深化し、お互いの職業に誇りを持とう
       (3) とっておきを披露しよう


国際ロータリー

2016〜17年度 RI会長  ジョン・F・ジャーム

2016〜17年度 RI会長ジョン・F・ジャーム

 111年の歴史の中で、ロータリーは多くの人に多くの意味を持ってきました。会員は、ロータリーを通じて友人と出会い、地域社会とつながり、目的意識を持ち、人びととの絆を育み、キャリアを築き、ほかでは味わえない貴重な経験をしてきました。毎週、世界34,000以上のクラブのロータリアンが、語らい、笑い、アイデアを分かち合うために集います。しかし、私たちが集う一番の理由は、最も大切な目標、すなわち「奉仕」のためです。

 ロータリーの初期から、人類への奉仕はロータリーの礎であり、主な存在理由となってきました。今日の世界で意義ある奉仕を行う最善の道はロータリー会員になることであると、私は信じています。また、世界に確かな変化をもたらすために、ロータリーほど優位な立場にある団体はないと考えています。さまざまな分野から熱心で有能な職業人が集まり、壮大な目標を実現できる団体も、ほかにありません。ロータリーには、世界を変える力、ネットワーク、知識の結集があります。ロータリーに限界があるとしたら、それは私たちが自分自身に設けている限界にすぎません。

 現在、ロータリーはとても大事なときを迎えています。今はいろいろな意味で今後を決定づける歴史的な節目です。私たちは力を合わせ、世界に重要な奉仕を行ってきました。そして、今、世界の行く末は、私たちのさらなる奉仕にかかっています。世界でもっと大きな「よいこと」の推進力となるために、固い決意と熱意でポリオ撲滅を成し遂げ、勢いをつけてロータリーをさらに前進させながら、これまでの成功をバネに飛躍するときが来たのです。

 ポリオ撲滅から私たちが学んだ多くのことの中で、最も大切ながら最もシンプルなこと、それは、ロータリー全体の発展を望むなら全員が同じ方向に進まなければならないということです。クラブ、地区、RI のレベルにおけるリーダーシップの継続は、ロータリーを繁栄させ、その秘めたる可能性を最大限に発揮する唯一の方法です。新会員の入会や新クラブの結成だけでは十分ではありません。私たちが目指すのは、単にロータリアンの数を増やすことではなく、ロータリーによる善き活動をより多く実現させ、将来にロータリーのリーダーとなれるロータリアンを増やすことです。

 ポール・ハリスは晩年、ロータリー設立の経緯について振り返り、次のようにつづっています。「個人の努力は個々のニーズに向けることができます。しかし、大勢の努力の結晶は、人類の奉仕に捧げなければなりません。結集された努力に限界というものはありません」。いつの日か120万人以上のロータリアンが一体となり、ロータリー財団や各自のリソースを駆使して人類への奉仕に取り組むことになろうとは、ハリスも想像しなかったでしょう。

 そのようなロータリーに対してハリスがどんな奉仕を期待するのか、私たちは想像するしかありません。「人類に奉仕するロータリー」の伝統を継承する名誉を授けられた私たちには、このような奉仕を行っていく責務があるのです。

              心を込めて「人類に奉仕するロータリー」


幹事:細川和好
幹事:細川和好

  【幹事 方針・抱負】

 新たな四半世紀を迎えました。

 奇しくも今年度は、My Rotaryの浸透、10以上の目標の設定、戦略の明示など、クラブ運営の管理面での変化が、RIと地区から求められています。

 早速、事業計画書では、幹事挨拶に代えて戦略を図で明示しました。

 My Rotaryにログインして、クラブ・セントラルを開いて下さい。今年度の当クラブの目標をご覧いただけます。

 例会、同好会、それ以外の活動を、会報+SNSで発信し、西尾KIRARAロータリークラブのイメージ向上が図れれば、賛同する仲間が増えていくと信じています。

 ロータリー財団100周年の年であり、地区補助金と当クラブの基金を活用しての事業に、いいパフォーマンスを出し続ける体制を維持したいと考えます。

 中根会長の『とっておき、ロータリー』を盛り上げていく重要成功要因(KSF)は、皆様の智慧と行動力です。

 今年度もこれまで同様のご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。